世界の先進科学技術の研究開発力とリンクし、次世代の産業にいち早くアプローチしていくため、国家発展委員会（日本の省レベルに相当）は13日、同委員会委員会議で、「アジアのシリコンバレー推進計画」（草案）を提出した。同計画では、「未来・世界・地元とリンク」を主軸とし、イノベーション人材、資金、法規、異分野連携などを活性化する措置の他、より重要なこととして、国際的な連携の深化、並びに世界を結びつけるイノベーションのネットワーク構築が挙げられている。国家発展委員会は、同計画を通じて台湾がアジアにおけるイノベーション人材の舞台となり、イノベーションと起業の理想的な場所に育つことで、「デジタル国家、スマートアイランド」のビジョンを実現できるよう期待している。
「アジアのシリコンバレー推進計画」は、「環境の最適化」、「スマート技術の応用」、「世界とのリンク」、「インフラストラクチャー」の4つの面から推進する。同計画により、台湾が米シリコンバレーにおいて可能性を秘めた企業の成長を支えるパートナーやスマート技術応用の研究開発センター並びに実験場、さらにはアジアにおけるイノベーションの交流の中心、若者のIPOセンター（株式公開など、資金調達を支援する環境）になっていけることを目指す。