2024/04/28

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政治

総統府、太平島の国防については国軍を尊重

2016/07/22
総統府の黄重諺報道官は20日、南沙諸島(スプラトリー諸島)にある中華民国固有の領土、太平島(写真)の防衛について、中華民国国軍はあらゆる情勢を正確に把握し、各方面の備えも十分だとした上で、「我々は、有事への対応に関する国軍の備えを尊重する」と述べた。(江啓臣立法委員事務所提供、中央社)

総統府の黄重諺報道官は20日、南シナ海に浮かぶ南沙諸島(スプラトリー諸島)最大の島で、中華民国固有の領土である太平島の防衛について、中華民国国軍はあらゆる情勢を正確に把握し、各方面の備えも十分だとした上で、「我々は、有事への対応に関する国軍の備えを尊重する」と述べた。また、与野党の立法委員(国会議員)8人が太平島に上陸したことについては、「特に意見はない」と述べた。

このほか、国防部長(日本の防衛大臣に相当)が太平島への上陸を「敏感な時期」であることを理由に回避したことについて、一部から不満の声が上がっている。これについてある報道機関が「総統府:島を奪いに行くわけでもないのに」との見出しで、総統府関係者が「主権を主張するのに、なぜ国防部長が上陸する必要があるのか。島を奪いに行くわけでもないのに」と発言したと報道した。これについて黄報道官は「不正確な報道だ」と反論した。

黄報道官は太平島の防衛について、国家主権を守るという責務を全うするため、国軍及び関連機関はこれまでも十分な計画と周到な準備をしており、あらゆる情勢を正確に把握し、各方面の準備も整っているとした上で、「我々は、有事への対応に関する国軍の備えを尊重する」と述べた。また、与野党の立法委員(国会議員)の太平島上陸については、「特に意見はない」と述べた。

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