2024/05/02

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政治

工業技術研究院、日本総研とシルバー産業発展に関する覚書

2017/02/18
経済部(日本の経済産業省に相当)の外郭団体である工業技術研究院(ITRI)産業経済与趨勢研究センター(IEK)は16日、日本の大手シンクタンクである株式会社日本総合研究所と、「シルバー産業の発展に関する台日国際連携推進プログラム」を締結した。双方は今後、シルバー産業に関する商品の共同開発やイノベーションなどの方面で、台日双方企業の協業を支援する。写真左はIEKの鍾俊元副主任、右は日本総合研究所の松永洋常務執行役員。(工業技術研究院提供)
経済部(日本の経済産業省に相当)の外郭団体である工業技術研究院(ITRI)産業経済与趨勢研究センター(IEK)は16日、日本の大手シンクタンクである株式会社日本総合研究所(The Japan Research Institute, Limited、略称JRI)と、「シルバー産業の発展に関する台日国際連携推進プログラム」を締結した。双方は今後、シルバー産業に関する商品の共同開発やイノベーションなどの方面で、台日双方企業の協業を支援する。
 
IEKの鍾俊元副主任によると、台湾では急速に高齢化が進み、高齢者の疾病や慢性病に関する医療介護のニーズが高まっている。隣国である日本は、台湾より早くに高齢化問題に直面しており、高齢者用介護やシルバー産業の発展で多くの経験を持つ。
 
鍾副主任によると、日本総合研究所は医療や高齢者介護分野で長年に及ぶ研究や実証の成果を持っている。IEKは今後、日本総合研究所との協力をベースとして、台湾企業が日本から生活実態を踏まえた新たなコンセプトの商品やサービスを導入し、国際市場の動向やトレンドを得るなど、シルバー産業におけるビジネスチャンスを把握し、開拓できるよう助言する。また、台湾と日本の企業が、より多くのビジネスチャンスを獲得し、企業間協力を展開する機会が得られるようサポートする。
 
IEKでは、台湾のシルバー産業市場が2025年までに3兆5,900億台湾元(約13兆1,900億日本円)の規模に達すると見込んでいる。高齢者用品、医療介護、介護施設、金融及び保険、教育、レジャーなどの分野で潜在的ビジネスチャンスが大きいと見ている。
 

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