2024/05/04

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政治

APECエネルギー・スマートコミュニティ、台湾が3部門で受賞

2017/04/25
2017年「APECエネルギー・スマートコミュニティ・イニシアティブ(ESCI)ベスト・プラクティス・アワード」において台湾が3部門で受賞する好成績をあげた。写真右は、賞を受け取る台南市の頼清徳市長。(駐シンガポール台北代表処提供、中央社)
2017年「APECエネルギー・スマートコミュニティ・イニシアティブ(ESCI)ベスト・プラクティス・アワード」において台湾が好成績をあげた。科技部(日本の省レベルに相当)がスマート輸送部門で金賞を獲得したほか、台湾南部の台南市は低炭素型モデル都市の金賞を受賞。さらに中興電工機械株式会社がスマートグリッド部門で銀賞を受けた。
 
台南市の頼清徳市長によると、台南市は台湾で初めてAPEC低炭素型モデル都市の金賞を受賞。頼台南市長は、過去6年における太陽光発電の発電量は曽文ダム(台湾中南部・嘉義県と台南市にまたがる、台湾最大のダム)1個分の発電量に等しく、向こう2年でもう1個分の電気を太陽光発電で生み出せるとし、引き続き低炭素型の都市として発展することで「地球村」の一員としての責任を果たしていく考えを強調した。
 
科技部が今回受賞の対象となったのは、「サイエンスパークの持続可能な発展プロジェクト」における「スマート交通」計画の部分。サイエンスパークでの無料巡回電動バスの導入、スマート駐車システム、交通制御センターの設置、スマートサイネージ、サイエンスパーク用2.0ver.モバイルアプリの五大項目が評価された。
 
同評定には197の団体から数多くの組織が応募。その結果、台湾が三つの異なる分野で高く評価されたことは、台湾が省エネルギー、スマート交通、スマート都市の実現に向けて、世界と足並みをそろえて取り組んでいることを示すという。
 

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