国際的なNGO(非政府組織)の「国境なき記者団」が26日、今年の「世界報道の自由度ランキング」を発表、台湾は昨年の51位から45位に上昇した。アジアの国・地域の中ではトップで、台湾の「報道の自由度」は5段階のうち最高の「良い状況(GOOD SITUATION)」に次ぐ、「満足な状況(SATISFACTORY SITUATION)」のカテゴリーと評定された。
このレポートの内容では特に台湾に触れていないものの、「国境なき記者団」が今月初め、台湾にアジアでは初めてとなるオフィスを開設すると発表したことはまさに、台湾の優れた「報道の自由度」、地理的な位置、ソフトが整っている点に対する高い評価を示している。
同ランキングの評価対象となった180の国・地域のうち上位10位は、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、オランダ、コスタリカ、スイス、ジャマイカ、ベルギー、アイスランドの順。最下位から5位は引き続き北朝鮮(最下位)、エリトリア、トルクメニスタン、シリア、中国大陸の順だった。
「国境なき記者団」は2002年より毎年「世界報道の自由度ランキング」を発表。評価項目はメディアの多様性、独立性、記者の安全と自由など様々な要素となっている。