台湾のベンチャー企業である睿能創意有限公司が立ち上げた「Gogoro」ブランドの電動スクーターが、ドイツのベルリンに続き、この夏、フランスのパリでもシェアリングサービスに参入する。Gogoroはこのサービスのために、電動スクーター600台を配置。パリでも電動スクーターのシェアリングサービスを盛り上げる。
Gogoroはドイツのボッシュ傘下のCoupと協力。昨年8月に、ベルリンでの電動スクーターのシェアリングサービスのため、電動スクーター200台を配置した。今年3月には規模を拡大し、1,000台を順次配置している。
フランスのパリは、ヨーロッパでも交通渋滞が最も深刻な都市であり、オートバイやスクーターの利用が多い都市の一つでもある。人々が忙しく移動する都市空間において、6秒でバッテリーの交換が完了するGogoroは、これからパリで電動スクーターのシェアリングサービスを展開するCoupにとって最良のパートナーとなる。
Coupはまず、パリ中心部の指定エリア範囲内でシェアリングサービスを展開する。利用者は、Coupのサービス提供範囲内の指定駐車場でGogoroの電動スクーターを乗り捨てることができる。法定の年齢に達していて、なおかつクラスBの運転免許証か国際免許証を所持していれば、誰でもこのサービスを利用することができる。利用者はアプリを使って、自分から最も近い場所にある電動スクーターを探して予約をする。フランスでは今年7月からこのアプリの提供を開始する。iOS版とAndroid版の両方をリリースする予定。