2024/05/05

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台湾を「ワクチン接種口蹄疫清浄国」認定へ=OIE

2017/05/22
国際獣疫事務局(OIE)の年次総会が仏パリで始まった(写真)。台湾は同組織に対し、台湾本島、離島の澎湖及び馬祖における口蹄疫清浄ステータスを「ワクチン接種清浄国又は地域」とする認定申請を行っており、すでにOIEの同意を得ている。25日に正式な認定証明書が発行される見通し。(中央社)
国際獣疫事務局(OIE)の年次総会が仏パリで始まった。台湾は同組織に対し、台湾本島、離島の澎湖及び馬祖における口蹄疫清浄ステータスを「ワクチン接種清浄国又は地域」とする認定申請を行っており、すでにOIEの同意を得ている。25日に正式な認定証明書が発行される見通し。OIEのモニーク・エロワ事務局長も開会式後に開かれた記者会見で、この消息が事実であることを認めている。
 
OIEは、世界の動物衛生の向上を目的とする政府間機関。現在、世界180カ国・地域が会員となっており、台湾もそのうちの一つ。台湾は「中華台北(Taipei Chinois)」の名義で加盟している。今年はOIE常任代表である行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)動植物防疫検疫局の施泰華副局長が代表団を率いて年次総会に出席している。
 
施副局長は、台湾本島、澎湖、馬祖の口蹄疫清浄ステータスが「ワクチン接種清浄国」に認定されることは、台湾の口蹄疫清浄への取り組みの成果だと評価。今後も努力を続け、2018年にワクチン接種を停止し、2019年には「ワクチン非接種口蹄疫清浄国」への認定申請を進めたいとの意欲を示した。
 
OIEはまた、行政院農業委員会家畜衛生試験所に所属する研究員、張家宜氏を豚コレラの専門家に認定した。張家宜氏は今後、豚コレラに関する診断法の制定や修正に当たって専門的意見を提供したり、各国での豚コレラの診断に協力したり建議する資格を有することになる。施副局長によると、現在、世界6カ国の専門家が豚コレラの専門家として認定されており、台湾のほかは、日本、ドイツ、イギリス、ポーランド、カナダ出身の専門家となっている。つまり、張家宜氏の専門家認定は、台湾の学術成果への世界的評価を意味する。
 

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