2024/05/05

Taiwan Today

政治

外交部、農業青年大使で新南向対象国と提携・交流推進

2017/06/21
「2017農業青年大使『新南向』交流計画」は、台湾において農業、林業、漁業、畜産業に関する知識に秀でた18歳から35歳の人材を選別、新南向政策対象国へ派遣し、交流・研修を行う。(中華民国外交部サイトより)
「堅実な外交、相互利益」の理念を着実に実践するため、外交部(日本の外務省に相当)と行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)は、初めて共同で「2017農業青年大使『新南向』交流計画」を推進する。台湾において農業、林業、漁業、畜産業に関する知識に秀でた18歳から35歳の人材を選別し、「新南向政策」対象国へ派遣し交流・研修を行う。派遣中は、「人を中心とした開発、双方の交流」のコンセプトのもと、台湾および「新南向政策」対象国の人材育成や資源の確保を中心とした提携や交流を進めていく。「新南向政策」とは、東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなど18カ国との幅広い関係を強化する政策。
 
同計画は、「堅実な互恵関係、持続可能な農業」を主な交流目的とし、フィリピン、インドネシアを第1回農業青年大使派遣交流国に定めた。採用される人員は2グループに分かれ(1グループ15名)、9月中旬にフィリピンおよびインドネシアを訪問し、7日間の交流が行われる。
 
この計画では、台湾の農業に関する若手人材が国際的なネットワークを確立し、イノベーションを刺激するよう支援する。また、台湾が高度な農業技術を持つという有利性を生かして、潜在市場開拓をも目指す。それと同時に、台湾および東南アジアにおける農業経済・産業のニーズに応え、リソースの共有を通して農業のソフトパワーを知らしめ、台湾と新南向政策対象国の農業分野での提携と交流の推進を目指す。それによって台湾と各国の交流関係が深まることにも期待が寄せられる。

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