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台湾アカペラグループ、アジア大会で3位

2017/08/23
2017年アカペラアジアカップで3位に入賞した台湾のアカペラグループ「海鴎‧K人声楽団」。将来、アカペラを広めていきたいとの意欲もみせる。(中央社)
台湾のアカペラグループ「海鴎‧K人声楽団(Seagull-K Vocal Band)」は16日、香港で開催された「2017年アカペラアジアカップ(Asian Cup A cappella Competition)」で第3位に入賞した。同グループの5人のメンバーはすべて、本職をアカペラ指導としており、将来、台湾北部・新竹に「アカペラセンター」を設立し、アカペラの文化・教育を推進していきたい考えだ。
 
香港青年広場と台湾の人声楽集(Vocal Asia)が共催するVocal Asia Festivalが16日から19日まで、初めて香港にて行われた。
 
「2017年アカペラアジアカップ」は16日に開催、アジアカップ本選にノミネートされた10チーム(台湾、中国大陸、香港、シンガポール、韓国、日本)によるハイレベルなコンテストが繰り広げられた。優勝したのは韓国のNarin、2位は香港のMosaic、3位は台湾の「海鴎‧K人声楽団」と日本のカメレ音楽隊(Chameleon Gakutai)だった。
 
「海鴎‧K人声楽団」は2009年に創立、2014年に現在の5人が固定メンバーとなった。メンバーは国立清華大学(台湾北部・新竹市)の理工科を卒業した変わり種だが、現在は、アカペラの指導や歌唱を行って生計をたてている。
 
今回のコンクールで「海鴎‧K人声楽団」は、3曲を熱唱した。1曲目は客家(台湾の二番目に大きいエスニックグループ)の歌「春水」と台湾の原住民族、タイヤル族の歌「泰雅古訓」を融合し再編成したもので、これはグループが、客家やタイヤル族が多く住む新竹から来たことを表している。2曲目は「手掌心」、中国の伝統楽器で演奏された音楽「国楽」を声で真似する。ソプラノを担当した郭子瑜さんは、この歌の難しさを「一秒で、瞬時に声質を人の声から楽器の音に切り替えなくてはならない」と説明し、この1曲だけで練習に1、2カ月の時間を費やしたという。最後に、台湾の女性歌手、謝金燕の電子音楽の歌「練舞功」を披露した。曲中に駆使される電子音楽をアカペラで表現し、会場を盛り上げ、3位入賞へと導いた。

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