2024/05/04

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デザイナーの周裕頴(ジャスティン・チョウ)さん、常玉の絵画とコラボ

2017/09/12
台湾の新進気鋭のデザイナー、ジャスティン・チョウ(周裕頴、Justin Chou)さんが、10日午後(現地時間)に米ニューヨークで開催された「ニューヨークファッションウィーク」で、「遇見常玉(MEET SANYU)」と名付けたファッションショーを開催した。写真は、フランスで活躍した華人画家、常玉(1901~1966年)の裸婦シリーズをモチーフにしたファッション。(国立歴史博物館提供、中央社)
世界各地で注目されている台湾の新進気鋭のデザイナーで、アパレルブランド「Just In Case」を展開するジャスティン・チョウ(周裕頴、Justin Chou)さんが、10日午後(現地時間)に米ニューヨークで開催された「ニューヨークファッションウィーク」で、「遇見常玉(MEET SANYU)」と名付けたファッションショーを開催した。
 
これは、フランスで活躍した華人画家、常玉(1901~1966年)の作品を多数収蔵する国立歴史博物館(台湾北部・台北市)が、常玉の代表作14点の画像データの使用を許諾したもの。ジャスティン・チョウさんは今回、「2018春夏コレクション」として3シリーズ、新作37点を発表。新作には、常玉の作品にインスパイアされたデザインが盛り込まれた。3シリーズとは、裸婦シリーズ、花瓶シリーズ、動物シリーズ。
 
常玉は、その中洋折衷の画風から、「東洋のアンリ・マティス」と呼ばれた人物。ジャスティン・チョウさんが今回発表した新作は、常玉の絵画作品をモチーフに取り入れたもの。常玉の作品に特有の淡いピンク、紫、カーキ色などを大胆に使い、カラーブロックを意識した着こなしが、シリーズ全体に活発さと若さを与え、自分らしさと美しさを兼ね備えたストリート系のスタイルを作り出した。
 
また、ファッションショーでは台湾のラップシンガー、Rapper YZ(于耀智)さんが登場。Rapper YZさんは、西洋のロックに、台湾のチャルメラ、二胡、銅鑼など伝統楽器を使い、民間信仰の要素を取り込んだ台湾のバンド「神棍楽団」の楽曲『撒野』、『挙頭三尺有神明』、『万佛朝宗』を取り上げ、ジャスティン・チョウさんのショーを盛り上げた。
 

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