2024/05/06

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台北ユニバの聖火トーチ、国際的デザイン賞で認証作品に  

2017/09/15
経済部が主導する「ゴールデン・ピン・デザインアワード2017」の認証作品に選出された桔禾創意のデザインした「2017年夏季ユニバーシアード台北大会の聖火トーチ」。(中央社)
経済部(日本の経済産業省に相当)が主導する「ゴールデン・ピン・デザインアワード2017」(中華圏をターゲットとした優れたデザインを選ぶ国際的アワード)の認証作品が、14日に発表された。今年は、世界中から3,000近くに上る応募があり、そのうち1,604作品が第1フェーズ審査(書類審査)を通過、第2フェーズ審査(現品審査)で認証作品に選出されたのは410作品だった。台湾からは191作品が認証作品として選ばれた。
 
台湾のデザイン会社、桔禾創意がデザインした「2017年夏季ユニバーシアード台北大会の聖火トーチ」は今回、認証作品の一つとなった。この聖火トーチは、伝統的な竹工芸と先進技術を融合させたユニークなデザインだ。竹は東洋文化において聖人君子の風格を表すもので、台北ユニバでのスポーツマンシップの精神に呼応している。台湾のデザインにおけるソフトパワーを、国際試合を通じて世界に発信している。
 
同じく認証作品に選ばれた台湾の電子部品メーカー、微星科技(マイクロスター)が設計したリュック型PC「VR One」。これはリュックのように背負うことができるPCで、自由に動き回ってゲームを楽しむことができ、今までとは違ったゲーム体験を味わうことができる。そのほか、細部のデザインや挿絵にもこだわって社団法人美感細胞協会が作成した「美感教科書」も認証作品となった。本来の教科書とは違ったデザイン性の高いこの教科書から、子供たちが芸術への関心を持つようになることが期待される。
 
そのほかの認証作品、IMO建築設計事務所の建築士、程俊強さんの設計した「下福市民活動中心」は、台湾北部・新北市林口区下福の洪福宮(道教の廟)の隣に位置する市民のためのレクリエーションセンター。台湾の寺廟の屋根に着想を得て、色彩豊かな台湾建築の特徴を表している。
 
「ゴールデン・ピン・デザインアワード2017」は今後、第3フェーズ審査(現品審査)に進み、27日に「ベスト・オブ・ゴールデン・ピン」を決めるイベントが国立台湾大学総合体育館(台湾北部・台北市)で行われる。12月7日には、ゴールデン・ピン・コンセプトデザインアワードと共同で授賞式が開催される。

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