2024/05/01

Taiwan Today

政治

台湾、ポーランドとGLP覚書で新たな協力をスタート

2017/09/18
経済部標準検験局は台湾でのGLP監督システムをいっそう強化するため、このほどポーランドの化学物質・製品局と「優良試験所運営情報交換及び協力覚書」に調印した。(経済部標準検験局サイトより)
経済部(日本の経産省に相当)標準検験局が16日に発表したプレスリリースによると、同局は中華民国(台湾)におけるOECD(経済協力開発機構)GLP(優良試験所基準)の監督機関として、長年にわたって各国の関連機関との協力を推進、同時に財団法人全国認証基金会(TAF)にその執行を委託してきた。これにより、台湾の化学製品、農薬、医薬品の検査データが各国に受け入れられるようになっている。
 
台湾はこれまでに、米国環境保護庁、及びニュージーランドの国際認証組織とデータの相互承認協定を結んでいる。
 
標準検験局によれば、台湾でのGLP監督システムをいっそう強化するため、TAFの許景行執行長とポーランドの化学物質・製品局の局長は9月中旬、ポーランドのウッチで、「優良試験所運営情報交換及び協力覚書」に調印した。双方は今後、GLPに関する技術と人員の交流を行い、新たな協力関係をスタートさせることになった。
 
OECD GLPは試験所における管理モデルとその要求。試験所での作業プロセスや研究計画、執行、監督、記録、及び報告など必要な条件に対するルールであり、現在、世界各国の化学品主務機関が報告を受け付ける上での重要な根拠となっている。台湾で現在、全国認証基金会のOECD GLPに登録している試験所は23カ所。これらの試験所はOECD GLPの要求に応じて試験を実施しており、そこで試験された化学品と化学製品の安全性試験に関するデータは、その品質と有効性が確保されることになる。
 
 

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