2024/05/04

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観光バス、11/1から4歳以上にシートベルト着用義務付け

2017/10/20
交通部が現在進めている「汽車運輸業管理規則」が公布されれば、11月1日以降、観光バスを利用する4歳以上の乗客は一律、シートベルトの着用が義務付けられる。長距離バスや路線バスが高速道路を走行する場合もシートベルト着用が義務付けられる。2018年1月以降、違反者は罰則の対象となる。写真は今月19日に澎湖県馬公市に完成したばかりのバスターミナル。(中央社)
交通部(日本の国土交通省に相当)は現在、「汽車運輸業管理規則(中国語で汽車とは自動車の意味)」の改正を進めており、近く公布する見通し。同規則の修正により、11月1日以降、観光バスを利用する4歳以上の乗客は一律、シートベルトの着用が義務付けられる。長距離バスや路線バスが高速道路を走行する場合もシートベルト着用が義務付けられる。2018年1月以降、違反者は罰則の対象となる。
 
交通部によると、関連の罰則については「道路交通管理処罰条例」修正草案の可決を待たなければならない。このため、改正「汽車運輸業管理規則」の施行後も、当面は罰則の対象とはせず、新たな規則の周知を強化するにとどまる。
 
交通部では同時に、交通部公路総局を通してバス業者の監督を強化する。バス業者が、乗客を乗せた後、動画や音声、あるいは掲示などによりシートベルトの着用を促しているかどうかを確認する。こうした措置が採られていない場合、「公路法」に基づき9,000~90,000台湾元(約33,700~337,000日本円)の罰金を科す。
 
立法院(国会)交通委員会では今会期中に、多数の立法委員(国会議員)から提出されている「道路交通管理処罰条例」の修正草案についても議論する予定で、交通部から提出された草案についても検討の対象とする。年内可決、2018年1月からの施行を目指す。
 
交通部がまとめた「道路交通管理処罰条例」修正草案は、バス業者が乗客への告知を行ったにもかかわらず乗客がシートベルトを着用しない場合、バスが一般道路を走行している場合は乗客に1,500台湾元(約5,610日本円)の罰金、高速道路を走行している場合は3,000~6,000台湾元(約11,200~22,400日本円)の罰金を科すというもの。
 

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