2024/04/28

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政治

Google、台湾の人気検索ワードを発表

2017/12/14
検索エンジンのGoogleは13日、2016年12月から2017年12月までの1年間、昨年よりも良く検索された「急上昇ワード」や「ネット流行語」などを含む台湾版「Year in Search」を発表した。急上昇ワードの総合ランキング1位は「世大運(ユニバーシアード)」、ネット流行語の1位は「Seafood」だった。写真は今年8月に開催された夏季ユニバーシアード台北大会開会式の様子。(ユニバーシアード台北大会公式サイトより)
検索エンジンのGoogleは13日、2016年12月から2017年12月までの1年間、昨年よりも良く検索された「急上昇ワード」や「ネット流行語」などを含む台湾版「Year in Search」を発表した。急上昇ワードの総合ランキング1位は「世大運(ユニバーシアード)」、ネット流行語の1位は「Seafood」だった。
 
全体的に見ると、今年は台湾とゆかりのある人物やコンテンツが注目され、インターネットでも良く検索された。ユニバーシアードのような大規模な競技大会から生まれた台湾スポーツ界の新星や、台湾ドラマ『通霊少女』、『花甲男孩転大人』、それに台湾映画などが、部門別の検索ランキングで上位を占めただけでなく、全体的な検索ワードランキングでも上位に食い込んでいる。Googleによる2017年の急上昇ワード総合ランキング、ニュース部門ランキング、アスリート部門ランキング、映画部門ランキング、テレビドラマ部門ランキングは以下のとおり。
 
急上昇ワード総合ランキング
1位:世大運(ユニバーシアード)
2位:宝可夢(ポケモンGO)
3位:通霊少女(台湾のテレビドラマ、The Teenage Psychic)
4位:鬼怪(韓国のテレビドラマ、쓸쓸하고찬란하神-도깨비)
5位:世界棒球経典賽(ワールド・ベースボール・クラシック)
6位:花甲男孩転大人(台湾のテレビドラマ、A Boy Named Flora A)
7位:iPhone8(米アップル社のスマホ)
8位:大力女子都奉順(韓国のテレビドラマ、힘쎈여자 도봉순)
9位:王心凌(台湾の女性シンガー、シンディー・ワン)
10位:蝦皮(台湾進出を果たしたシンガポール系電子商取引サイト、shopee)
 
急上昇ワード「ニュース部門」ランキング
1位:世大運(ユニバーシアード)
2位:宝可夢(ポケモンGO)
3位:房思琪的初恋楽園(今年4月に自殺した林奕含さんの長編小説)
4位:颱風停班停課(台風休みの情報)
5位:世界棒球経典賽(ワールド・ベースボール・クラシック)
6位:機場捷運(空港メトロ桃園線)
7位:停電(8月15日に台湾で大規模な停電が発生)
8位:雲林燈会(2017年台湾ランタンフェスティバルin雲林)
9位:勒索病毒(代金要求型ウイルス)
10位:北韓(北朝鮮)
 
急上昇ワード「アスリート部門」ランキング(上位3位)
1位:林子偉(米メジャーリーグに所属する先住民族出身の野球選手)
2位:詹詠然(2017年テニス女子ダブルス世界王者に輝いたプレーヤー)
3位:戴資頴(バドミントン女子世界ランキング1位のプレーヤー)
 
急上昇ワード「映画部門」ランキング(上位3位)
1位:玩命関頭8(ワイルド・スピードICE BREAK)
2位:神力女超人(ワンダーウーマン)
3位:分裂(スプリット)
 
急上昇ワード「テレビドラマ部門」ランキング(上位3位)
1位:通霊少女(台湾のテレビドラマ)
2位:鬼怪(韓国のテレビドラマ)
3位:花甲男孩転大人(台湾のテレビドラマ)
 
なお、Googleは今年初めて、インターネットでの使用が多いネット流行語ランキングも発表した。流行語の多くが、台湾で今年話題となった出来事から生まれた言葉となっている。例えばランキング1位になった「Seafood」は、今年9月に話題となったある新興宗教の金銭問題を揶揄するために生まれた言葉。ネットユーザーたちは「師父(教祖、師匠などの意味)」と発音の似た「Seafood」という言葉を使い、この新興宗教と教祖を揶揄した。ネット流行語ランキングは以下のとおり。
 
ネット流行語ランキング
1位:Seafood
2位:Freestyle(中国大陸のオーディション番組での審査員の発言)
3位:不要不要的(語尾につけて程度の大きさを表す)
4位:黒人問号(意味が分からない、状況が把握できないときに使う)
5位:自自冉冉(総統府が配布した春聯の言葉)
6位:用愛発電(愛で発電しようという意味。脱原発パレードに由来する)
7位:我覚得不行(ダメだと思う、という意味。中国大陸のオーディション番組での審査員の発言)
8位:傻眼猫咪(呆れたという意味。覚せい剤の密輸に使われたコーヒーパックにプリントされた猫のイラストと「傻眼(呆れた)」という言葉が由来)
9位:嚇到吃手手(ビックリすると言う意味。日本のNTTドコモのキャラクターであるポインコ兄弟のしぐさが由来)
10位:我覚得可以(まあまあいいと思う、という意味。中国大陸のオーディション番組での審査員の発言)

 

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