2024/05/19

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新北市「萬金石マラソン」、IAAFがシルバーラベル認定

2017/12/27
国際陸上競技連盟(IAAF)はこのほど公式サイトで、2018年より「新北市萬金石マラソン大会」(台湾北部・新北市)をシルバーラベル認定すると発表した。朱立倫市長(左から2人目)は26日、中華民国田徑(=陸上)協会の蔡辰威理事長(右から2人目)から、「新北市萬金石マラソン大会」に対するIAAFシルバーラベル認定証を受け取った。(中央社)
台湾北部・新北市の朱立倫市長は26日、中華民国田徑(=陸上)協会の蔡辰威理事長から、「新北市萬金石マラソン大会」に対する国際陸上競技連盟(IAAF)のシルバーラベル認定証を受け取った。朱立倫市長は、「同大会のシルバーラベル認定はスタッフのみならず、出場選手たちにとっても朗報であり、さらには台湾の人々、新北市民、特に萬里区、金山区、石門区などの住民全員にとって誇りとなるニュースだ」と述べた。次の「新北市萬金石マラソン大会」は2018年3月18日に開催される。
 
IAAFはこのほど公式サイトで、2018年より「新北市萬金石マラソン大会」をシルバーラベル認定すると発表した。台湾では近年、マラソンが国民的スポーツとなっている。しかし、IAAFのシルバーラベル認定を受けたマラソン大会は、台湾では「新北市萬金石マラソン大会」が唯一。
 
IAAFはマラソン大会の性質によってラベルの色(ゴールド、シルバー、ブロンズ)を決めている。例えば海外からの招待選手は男子・女子各6名であること、招待選手の条件についても過去の成績が一定条件をクリアしていることを求めている。また、選手たちに安全な競技環境を提供するため、全コースで道路を封鎖して交通規制を行うことも要求。IAAFの要求に基づき、2018年大会からは1.5㎞ごとに医療スタッフとAED(自動体外式除細動器)をコース沿道に配置する必要がある。また、ゴール地点にはより高度な技術を有した救急救命設備と専門の医師を配置し、ランナーがより安心して競技を楽しめる環境を提供する必要がある。このほか、出場選手の成績をより正確に記録するため、通過タイムをチップで計測できる関門を合計10ヶ所設置すること、全レースをテレビで実況中継すること、メディアセンターを設置すること、ドーピング検査を行うことなどが審査要項に盛り込まれている。
 
朱立倫市長は、IAAFのシルバーラベル認定取得は、台湾のスポーツ界にとっても新たなマイルストーンであり、新北市のスポーツ界の国際化にとっても大きな一歩だと評価。2018年大会はシルバーラベル認定の後ろ盾を得て、マラソン博覧会を同時開催するほか、メイン会場では電子音楽の演奏で会場を盛り上げることを計画しており、ランナーたちにこれまでとは全く違うマラソン大会を提供したいと意気込みを見せた。
 

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