2024/04/28

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政治

ソロモン諸島、識字率向上へ台湾の協力を高く評価

2018/01/12
ソロモン諸島の大手日刊紙『Solomon Star』は11日、台湾が支援する「ソロモン諸島識字率向上計画」の成果について高く評価し、称賛する内容の記事を大々的に伝えた。写真はその記事の切り抜き。(在ソロモン諸島中華民国大使館提供)
南太平洋に浮かぶ中華民国(台湾)の国交樹立国の一つ、ソロモン諸島の大手日刊紙『Solomon Star』は11日、台湾が支援する「ソロモン諸島識字率向上計画」の成果について高く評価し、称賛する内容の記事を大々的に伝えた。
 
ソロモン諸島は多数の島々で構成されており、交通が不便などの問題を抱える。このため郊外に住む住民の多くは、きちんとした教育を受けられず、識字率の低さがこの国の発展を阻害する要因の一つになっている。ソロモン諸島の政府もこの問題を重視してきた。
 
こうした中、ニュージーランド出身のJoyce Boykinさんは近年、ソロモン諸島の住民の識字率を高めることを目的とした慈善団体「Read SI」を立ち上げた。しかし、ソロモン諸島の企業からなかなか十分な寄付を募ることができずにいた。台湾は、ソロモン諸島の住民の幸福に寄与するため、「Read SI」が推進する識字率向上計画に参加し、識字率向上への協力に尽力してきた。
 
Joyce Boykinさんによると、「Read SI」はソロモン諸島にある170の自治体で文字を教える授業や指導者の育成を行っている。第一段階ではチョイスル州、ガダルカナル州、イサベル州、マキラ・ウラワ州、マライタ州、テモツ州、西部州を中心とし、第二段階では文字を教える指導者の育成を強化する。
 
在ソロモン諸島中華民国大使館の羅添宏大使は、台湾では国家予算に占める教育予算の比重が憲法で保障されており、このためにすでに一定の経済発展を遂げ、教育政策に力を入れることが可能になっているとした上で、中華民国政府は今後も引き続きソロモン諸島の政府と協力し、同国住民の福利厚生強化に向けて努力していきたいと述べている。
 

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