2024/05/20

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政治

台湾の呉宝春さん、国際パン職人メダル(EBI)を受章

2018/02/07
パリで開かれた、パン職人の国際コンクール「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー」で、台湾チームを率いた呉宝春さん(中央)に「 EBI」のメダルが授与されることが明らかになった。左は今年の芸術作品部門で優勝した王鵬傑さん。右はニュートリショナル・ブレッド部門に出場した謝忠祐さん。(中央社)
呉宝春さんは台湾のパン職人として初めて国際コンクールに参加して世界一のパン職人となった人物。今年、フランスのパリで開かれた「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー(Masters de la Boulangerie)」で、台湾チームを率いて現地を訪れていた呉さんに、「クラブ・エリート・ド・ラ・ブーランジェリー・アンテルナシオナル(Elite de la Boulangerie Internationale – EBI」のメダルが授与されることが明らかになった。呉さんの業界への貢献を表彰する。台湾のパン職人がこのメダルを受けるのは初めて。
 
受賞には4つの理由が指摘されている。まず、パン職人としての不断の学習とイノベーション。次に世界一のパン職人となってからも引き続きコンクールに挑み続けていること。3つ目はふるさとでベーカリーを経営し、人々とパンをシェアしていること。4つ目は後継者の育成に努め、パン作りの技術を惜しみなく伝えていること。
 
台湾は小麦の主な産地ではなく、パンも主食ではないが、国際的なコンクールでは優れた成績を収めている。呉宝春さんは、「かつてパン職人は自分のことをただの作業員だとしか思っていなかったが、ここ10年でその観念は変わった。今ではこれこそ我々のプロフェッションだ」と話している。
 
呉さんは、このコンクールが開かれ、「夢の舞台」が提供されることで、全世界のパン職人は自らの限界に挑むようになり、また、人々は彼らの努力を知るようになるとして主催者側に感謝した。そして、どの職業かに関わらず、中華民国(台湾)の人たちは粘り強さにあふれていると強調、どんなに困難な環境にあろうが勇敢に前進すると話し、自らチームを率いて国旗を打ち振り、「台湾がんばれ」と応援できることを喜んだ。
 
 

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