2024/04/28

Taiwan Today

政治

蔡英文総統、米国国会議員一行の表敬訪問受ける

2018/02/22
蔡英文総統(右)は21日午前、米国国会上院の議員連盟「台湾連線(コーカス)」のJames Inhofe共同議長(左)及び上院・下院議員一行による表敬訪問を受けた。「台湾連線」は台湾に友好的な米国国会議員の連盟。(総統府)
蔡英文総統は21日午前、米国国会上院の議員連盟「台湾連線(コーカス)」のJames Inhofe共同議長及び上院・下院議員一行による表敬訪問を受けた。「台湾連線」は台湾に友好的な米国国会議員の連盟。
 
蔡総統は歓迎のあいさつで、米上院外交委員会が今月上旬、米国の全官僚の台湾訪問許可を盛り込んだ「台湾旅行法」草案を全会一致で可決したことに触れ、この機会に訪問団一行に対し、国防、外交、政府高官の相互訪問等の分野で長年台湾を支持してくれていることに感謝したいと述べた。
 
蔡総統はさらに、「米国国会は台湾にとって最も深い絆を持つ友人だ。彼らの支持があるからこそ、台湾は孤独を感じることがない。台米間の固い友情は、歳月の風雪に耐えてきただけでなく、互いが尊重する共通の価値観を示してきた。それは我々がいずれも、自由や人権といった価値観が地域の安定と平和を維持し、その地域を繁栄させる基本要素であると信じているからだ」と述べた。
 
蔡総統は続けて、「こうした価値観は、この地域内にある国家や政府が協力し、民主政治、法治主義、それに自由市場などを堅持してこそ実現できるものだ。また、双方がこの価値観を守り抜くことさえできれば、台米関係がやすやすと傷つけられるようなことはない」と述べた。
 
蔡総統は最後に、台湾と米国は過去数十年間にわたり、各分野で多くの成果を上げてきたと強調。特に武器供与、貿易、台湾の国際社会参与などを挙げ、こうした素晴らしい成果はいずれも、米国国会と政府による支持があったからだと感謝した。
 
蔡総統は、訪問団一行の台湾支持に改めて感謝すると共に、「台米双方の努力により、台湾にとって米国はすでに最も絆の深いパートナーとなっており、今後もそうあり続けるだろう。また、台米は今後も利益と価値観を共有し続け、この関係を維持するだろう」と述べた。そして蔡総統は、新しい年を迎えるに当たり、台米関係がより発展するよう期待を寄せた。
 
訪問団一行は「台湾連線(コーカス)」のJames Inhofe共同議長のほか、上院議員のMichael Rounds氏、Joni Ernst氏、Daniel Sullivan氏、下院議員のTrent Kelly氏。
 

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