2024/05/04

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政治

WBCコンペティション、台湾チームの作品が金2個

2018/03/20
米カリフォルニア州サンディエゴ市で現地時間17日、バルーン(風船)アートのコンテスト「ワールドバルーンコンベンション(WBC)」コンペティションが開催された。写真左は作品「虎王」、右は「鬼面武士」。いずれも金メダルを獲得した。(写真左は李国溢さん提供、右は陳顗晴さん提供、自由時報)
米カリフォルニア州サンディエゴ市で開催されたバルーン(風船)アートのコンテスト「ワールドバルーンコンベンション(WBC)」のコンペティションで、台湾チームの作品が金メダル2個を獲得した。
 
このコンペティションは、ウィンドウディスプレー、バルーンコラム(柱)、バルーンフィギュア、バルーンハットなど合計10部門に分かれ、現地時間17日夜に授賞式が行われた。その結果、台湾のほか、中国大陸、香港、マレーシア、タイ、シンガポールなど多国籍アーティスト29名からなるチームが手掛けた作品「虎王」がラージスカラプチャー部門で金メダルを獲得した。また、台湾のアーティストだけで構成するチームが手掛けた作品「鬼面武士」も、ミディアムスカラプチャー部門で金メダルを獲得した。
 
台湾から出場したのは何坤龍さん、李国溢さん、高文祥さん、湯恵君さん、黄品喻さん、鍾婉芸さん、陳顗晴さん、王小青さん、黄雅雯さん、張素雲さん、張簡麗華さん、李麗鴻さん、羅家榆さん、熊鳳玉さん、郭怡慈さん。同チームは10万個のバルーンを使用して高水準の技術が要求される作品を作り上げ、台湾のバルーンアートの実力を見せつけた。
 
これらのメンバーは様々な部門にも作品をエントリーした。例えばバルーンコラム部門では、何坤龍さん、王小青さんの共同作品が2位に、デリバリースカラプチャー部門では張素雲さんの作品が2位に、ファッション&コスチューム部門では李国溢さんの作品が2位に入賞した。
 
台湾最南端・屏東県竹田郷出身のバルーンアーティストである李国溢さんは、授賞式の様子をスマホで中継し、地元の友人らと喜びを分かち合った。中継画面に中華民国(台湾)の国旗が掲揚される様子が映し出されると、地元の友人たちは拍手喝采して喜んだ。李国溢さんのフェイスブックには、「台湾の誇りだ!」と称える書き込みがあふれた。李国溢さんは現在、屏東県にある復興国小(=小学校)で非常勤講師として働きながら、余暇を利用してバルーンアートの腕を磨いている。過去にドイツ、シンガポールなどでバルーンアートを学んだ経験を持つ。李国溢さんは、金メダルを獲得した作品「鬼面武士」について、「西洋人の目から見た『オリエンタルスタイル』をテーマとし、バルーンを編み込み、針金など特殊な材料を使ってこれらをまとめた。その結果、審査員の目を引き、かつ台湾の実力を証明するのに成功した」と語った。
 
また、「台湾気球教父(台湾バルーンアートの父)」と呼ばれる何坤龍さんは、2016年にも団体作品「フック船長」でミディアムスカラプチャー部門プラチナメダルを獲得、個人の作品「武媚娘」で金メダルを獲得したことがある。
 

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