2024/04/28

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ボローニャ国際児童展、台湾から5名入選

2018/03/21
26日からイタリアで開催されるボローニャ国際児童書展2018に先だち、文化部は20日、記者会見を開催、入選者たちが参加した。(中央社)
イタリア・ボローニャで26日から世界最大の児童書専門見本市「ボローニャ国際児童書展2018」が開催される。
 
ボローニャ国際児童書展は、世界最大の児童書およびイラストの見本市で、同時にボローニャイラスト展も開催される。今年は、世界各国・地域から77人の作家たちの作品が入選し、台湾からは5人が入選した。台湾は入選者こそ少ないもののその作品は大きなバイタリティにあふれたものということを示している。
 
台湾からの入選者は、林廉恩(Lian-An, Lin)さん、劉旭恭(Liu, Hsukung)さん、呉欣芷(Wu hsin-chih Cindy)さん、安哲(Ahn Zhe)さん、劉韻竹(Liu, Yunn-jwu)さんの5人。
 
台湾の作家は、1989年に徐素霞(Su-Hsia Hsu)さんの作品「水牛與稻草人(水牛とかかし、Water buffalo and straw man)」が初めてボローニャ国際児童書展での入選を果たした。その後毎年参加し、現在までで59回の入選、43人のイラストレーターが入選している。今年の台湾の入選者は、切り絵作家の劉韻竹さんをのぞいた他の4人が初入選ではない。
 
文化部(日本の省レベルに相当)の丁曉菁政務次長(副大臣)によると、台湾の今年の出展は、参加30週年として入選作品を大きな本にして展示し、台湾パビリオンではデジタル技術による作品も出品するという。
 
丁曉菁次長はまた、参観者は大型本とデジタルプラットフォームを同時に使う展示手法を通じて、各側面から台湾の作家の美学の世界を垣間見ることができると説明した。
 
台湾パビリオンの展示場には、12メートルにわたる壁に3台の大型プロジェクタースクリーンを設置し、ボローニャイラスト展における30年来の台湾の入選作品のデジタル映像を放映する。また、横100センチメートル、縦70センチメートルにもなる巨大アルバムには、ページをめくるごとにボローニャイラスト展の入選作品が見られるようになっている。
 
台湾パビリオンの今年のメインテーマは「Taiwan! Library of the Fantastic」。37の出版社が参加し、429作品が展示される。
 
台湾パビリオンではまた、活躍中の絵本作家、幾米(ジミー・リャオ)さん、鄒駿昇(Page Tsou)さん、陳姝里(Chu-li Chen)さん、唐唐(Tang Tang)さんの4人を招き、講演会やサイン会を開催する。

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