2024/04/27

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交通部観光局、鉄道観光のプロモーション動画を公開

2018/03/29
交通部観光局は28日、鉄道観光をテーマにした海外向けプロモーション動画「Touring Taiwan by Train」を公開した。一人称視点の撮影手法を使用し、台湾の鉄道と交通の便利さをアピールしながら、台湾各地の景勝地を紹介する内容になっている。(交通部観光局公式サイトより、動画「Touring Taiwan by Train」スクリーンショット)
交通部観光局(日本の観光庁に相当)は28日、同局としては初めて、鉄道観光をテーマにした海外向けプロモーション動画を公開した。
 
観光局が製作したのは「Touring Taiwan by Train」というタイトルのプロモーション動画。台湾の鉄道と交通の便利さをアピールするもので、一人称視点の撮影手法を使用し、台湾各地を訪れてさまざまな体験をするという内容になっている。台湾をぐるりと一周する在来線、台湾高速鉄道(=台湾新幹線)、森林鉄路(=登山鉄道)、台湾各地に伸びる支線などを通して、台湾旅行の魅力を伝えている。
 
動画の主人公は、鉄道を使って一人旅を楽しむ観光客という設定。スマホを手に、自身の視点から台湾旅行で出会う美しい風景や感動を記録していく。また、メッセージ機能を使ってリアルタイムでその感動を友達と分かち合うという構成になっている。
 
東部幹線(台湾東部を走る宜蘭線、北廻線、花東線など在来線の総称)を走る旅では花東縦谷に広がる金色の稲穂が、阿里山では緑がうっそうと茂る中、Z字状(スイッチバック)の軌道を走る登山鉄道の様子が映し出される。台湾中部を走る支線「集集線」では、改造列車「進化1001号」が木々で覆われた緑のトンネルを走り抜け、列車は彰化県(台湾中部)にある有名な扇形車庫へ入る。動画には沿線の観光名所、例えば国立故宮博物院南部院区(嘉義県)、台北101ビル(台北市)、現存する最古の瓦盤塩田である「井仔脚瓦盤塩田」(台南市)、雲林布袋戯館(雲林県)、「ランタン飛ばし」で有名な平渓(新北市)なども紹介されている。
 
観光局の周永暉局長は、「台湾各地のさまざまな特色を持つ地方都市へアクセスする場合、海外の観光客にとっては在来線、台湾高速鉄道、登山鉄道のいずれも、ぜひ体験して欲しい交通手段だ。これに、台湾の地方都市観光に便利なツアーバス『台湾観巴(台湾ツアーバス)』や『台湾好行(台湾トリップ)』を組み合わせれば、どこでも簡単に行くことができる」と説明した。
 
観光局は2019年を、スローシティ観光の「小鎮漫遊年(2019年)」と定めており、周永暉局長は「鉄道を使ってじっくりと楽しむ旅は、まさに台湾の地方都市観光の特徴に合致したものだ」としている。
 

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