2024/05/05

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政治

シンガポールADEX、アジア太平洋のダイビングスポット15ヶ所に台湾

2018/05/23
アジア最大のダイビング見本市「アジア・ダイビング・エキスポ(ADEX-Asia Dive Expo)」がまとめたレポートで、台湾はアジア太平洋地域における「15大ダイビングスポット」の一つに選ばれた。また、交通部観光局が設置した「台湾パビリオン」が最優秀デザイン賞を獲得した。(台湾観光協会シンガポール事務所提供、中央社)
アジア最大のダイビング見本市「アジア・ダイビング・エキスポ(ADEX-Asia Dive Expo)」が4月6日から8日までシンガポールで開催された。今年は交通部観光局(日本の観光庁に相当)が初出展し、台湾南東部・台東県沖に浮かぶ緑島の「緑島海洋観光大使」を務める水中カメラマンの廖佑桓(ヨーコ・サマー、Yorko Summer)さんが、緑島周辺のダイビングスポットの魅力について紹介した。
 
台湾観光協会シンガポール事務所の林信任主任によると、「アジア・ダイビング・エキスポ」の運営事務局は今年、アジア太平洋地域における「15大ダイビングスポット」を選出した。内訳は、フィリピン、タイ、インドネシア、モルッカ諸島、ラジャ・アンパット諸島、マレーシア、台湾、オーストラリアのクイーンズランド州、クリスマス島、フィジー、グアム、ソロモン諸島、マリアナ諸島、パラオ、韓国の済州島となっている。
 
「アジア・ダイビング・エキスポ」がまとめたレポートによると、台湾には墾丁、蘭嶼、緑島、小琉球、東吉嶼など主に5つのダイビングスポットがある。そのうち最も人気なのは墾丁国家公園(台湾最南端・屏東県恒春半島)で、そこには全世界の60%以上に相当する種類のサンゴと、1,000種類以上の魚類が生息している。近くを黒潮が流れているため、周辺海域の海洋生物は非常に豊富で、メカジキやマグロだけでなく、ザトウクジラやマッコウクジラも姿を現す。
 
このレポートではまた、シュモクザメの群れが出没することで知られる緑島海域についても紹介している。しかし、潮の流れが非常に強いため、経験豊富なダイバーしかその魅力を感じることはできないだろうと書かれてある。
 
「アジア・ダイビング・エキスポ」終了後、審査員による厳正な審査の結果、交通部観光局が設置した「台湾パビリオン」は最優秀デザイン賞を獲得した。同局は2018年を、台湾の離島に注目する「海湾旅遊年(Year of Bay Tourism)」と位置付けており、林信任主任はこの受賞を同局の取り組みに対する大きな評価だと指摘。さらに台湾がアジア太平洋における「15大ダイビングスポット」の一つに挙げられたことは、息をのむほど美しい台湾の海洋生態系を世界に知らしめるきっかけとなるだろうと歓迎している。
 

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