国際通貨基金(IMF)は今年4月、各国・地域の経済力を評価する目安として、購買力平価(PPP)で計算したそれぞれの1人当たり国(域)内総生産(GDP)を発表した。購買力平価は、生活費やインフレ率などの要素を加味しており、各国の生活水準の違いを比較的はっきりさせられる指標。
中華民国(台湾)は5万2,304米ドルで世界19位。日本(4万4,430米ドル=31位)と韓国(4万1,390米ドル=32位)を上回った。アジアの主要経済体のうち、台湾より優れていたのはマカオ、シンガポール、香港で、世界2位だったマカオの1人当たり購買力平価GDPは12万2,489米ドル。シンガポールは9万8,014米ドルで世界4位、香港は6万4,533米ドルで世界10位だった。