2024/05/06

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ラティーシャ・チャンがテニス全仏OP混合ダブルスで優勝、台湾選手で初めて

2018/06/08
台湾の女子プロテニス選手、ラティーシャ・チャン選手(右)がテニスの世界4大大会の1つ、全仏オープンのミックスダブルスで初優勝。4大大会ミックスダブルスで台湾選手が優勝するのは初。左はミックスダブルスのパートナー、クロアチアのイバン・ドディグ選手。(劉雪貞さん提供、中央社)
中華民国(台湾)の女子プロテニス選手、ラティーシャ・チャン(詹詠然)選手がテニスのグランドスラム(世界4大大会)の1つ、全仏オープンのミックスダブルスで優勝した。チャン選手はクロアチアのイバン・ドディグ(Ivan Dodig)選手とのペアで出場、7日(台湾時間)に行われた決勝戦では、カナダの女子選手、ガブリエラ・ダブロウスキー(Gabriela Dabrowski)選手とクロアチアの男子選手、マテ・パビッチ(Mate Pavic)選手のペアと対戦した。
 
チャン選手のペアは第1ゲームで相手のサービスゲームをいきなりブレイクするなどしてリード、ゲームカウント6-1で第1セットを先取したが、第2セットはタイブレークの末、6-7(5)で落として勝負はスーパータイブレークにもつれ込んだ。スーパータイブレークでは3-3からチャン選手のペアが2ポイントリード、再び追いつかれたものの、その後、相手ペアが重要なポイントでミスを犯したのに対し、チャン選手のペアは最後に2ポイント連取して10-8で勝利をもぎ取った。
 
チャン選手とドディグ選手は初めてペアを組んでいきなりビッグタイトルを獲得。チャン選手が世界4大大会のミックスダブルスで優勝するのは初めてで、台湾の選手としても最初のケースとなった。世界4大大会での成績では、チャン選手は昨年、スイスの名選手、マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)選手(すでに引退)と組み、全米オープン女子ダブルスで優勝。ミックスダブルスでの最高成績は2011年の全豪オープンにおける準優勝だったが、今回優勝したことで、4大大会を2度制したことになる。
 
チャン選手とドディグ選手はいずれも過去に4大大会のミックスダブルスで優勝まであと一歩という悔しさを味わっており、今回は明確な目標を持ち、強気なプレーで念願の優勝を果たした。ドディグ選手は試合後の記者会見で、決勝戦はどのポイントも勝敗を左右する展開だったため、2人は全てのポイントに全力で挑んだと説明、最終的に勝利を手に出来たことを喜んだ。
 
チャン選手は、2人それぞれが4大大会ミックスダブルス準優勝の経験があることに触れ、準優勝ではどうしても「あれだけ苦労したのに、あと一歩届かなかった」という悔いが残ると明かした。チャン選手は、優勝カップに自分の名が刻まれ、歴史に名を残せることを望まない選手はおらず、その点で自分とドディグ選手は同じ経験を持つパートナーだったと指摘、「だから2人の目標は明確だった。そしてだからこそ、決勝戦では最初から強気のプレーが出来た」と話した。
 
 

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