ベルギーに本部を置く世界中の食品・飲料品に対する審査・表彰を行う世界有数の独立機関、国際味覚審査機構（International Taste & Quality Institute 、iTQi )は毎年、ミシュランガイドでも紹介されるようなトップシェフや欧州の食の専門家たちを審査員に招き、世界各国からエントリーされた数千以上にも上る食品・飲料品の審査会を行う。台湾では今年、105社、185種類の製品が同審査会で賞を獲得した。そのうち40社近くの代表は授賞式に参加した。
iTQiが毎年開催する優秀味覚賞（Superior Taste Award）は、1つ星、2つ星、3つ星の3段階で評価され、3つ星が最高評価となり、極めて美味で品質に優れたものということを表す。さらに3年連続で3つ星を獲得した製品に対しては、クリスタル味覚賞（Crystal Taste Award）が授与される。台湾からは今年、醤油、茶葉、香酥脆椒（唐辛子のスナック）、法式香草籽雪茄捲（バニラシードシガレットクッキー）、蔭油（黒豆で製造されたとろみのある醤油）などを扱う6社の製品がクリスタル味覚賞を獲得した。
また台南市にあるドライマンゴーを製造する企業「源之家」も表彰された。同社の責任者、黄子玹さんは「台湾のマンゴーはとても素晴らしい」と強調し、同社の製品が台湾マンゴーのあらゆる味覚を集めて凝縮しており、一口食べればマンゴーのあらゆる美味しさを感じることができるとアピールした。
今年、優秀味覚賞を獲得した台湾製品は範囲がとても広く、例年受賞している茶葉以外に、醤油、拌麺（具・調味料をあえて食べる麺）、鴨油、パイナップルケーキ、ヌガー、古早味肉燥（肉みそ）、コーヒー、シリアルなどが含まれた。