2024/05/03

Taiwan Today

政治

中華航空、エアバスMRO連盟に加盟

2018/06/14
中華航空は仏時間11日、仏の民間航空機メーカーであるエアバスと、「エアバスMRO(整備、修理、分解点検)連盟(AMA)」加盟に関する契約に署名した。写真は11日に上棟式を行った中華航空傘下の台湾飛機維修公司の格納庫。2019年3月より供用を開始する。写真左から5人目は中華航空の何煖軒董事長(=会長)。(中央社)
台湾の大手民間航空会社、中華航空(チャイナエアライン)の謝世謙総経理(=社長)は仏時間11日、仏の民間航空機メーカーであるエアバスと、「エアバスMRO(整備、修理、分解点検)連盟(Airbus MRO Alliance、略称AMA)」加盟に関する契約に署名した。
 
両社は2016年12月21日、協力覚書(MOU)を締結した。これは、中華航空がエアバスの支援を受けて、そのメンテナンス、工程、技術などの能力を全面的に向上させること、且つエアバスのメンテナンス及びトレーニングのネットワークに加わり、関連サービスのマーケティング能力を向上させることなどを目指すもの。
 
エアバスは、アフターサービスの強化を目指すため、2017年6月にAMAを設立すると共に、中華航空を初期メンバーに迎えた。2018年3月末、AMA初期メンバーによる年次総会が行われ、アライアンスの運用、重要業績評価指標(KPI)、航空機のためのオープンデータプラットフォーム「Skywise」の活用、エアバスによるテクニカルサポートや航空資材の供給など、全面的な協力を展開することで一致した。
 
エアバスはAMAへの重視と意気込み示すため、今年6月末までに各初期メンバーと基本契約に署名することを目指している。6つの初期メンバーのうち、中華航空がこのほど、最初にエアバスとの契約を終えた。
 
中華航空傘下の台湾飛機維修公司(Taiwan Aircraft Maintenance and Engineering Co., Ltd.)は11日、新たな航空機格納庫の上棟式を行った。この格納庫は2019年に供用を開始する予定。完成後は2機のボーイング777、エアバスA350ワイドボディ機と3機のボーイング737、エアバスA320ナローボディ機のメンテナンスを同時に行うことができる台湾最大スパンの格納庫となる。
 
台湾飛機維修公司は航空機メンテナンス産業への参入を強める中華航空にとって重要な足がかりとなる。台湾はアジア太平洋地域における航空交通の要所であり、有利な立地条件を備えており、今後大きな発展が期待できる。
 
 

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