2024/05/02

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第3回「唐奨」の「持続可能な発展賞」、初の2名同時受賞

2018/06/19
「東洋のノーベル賞」を目指す「唐奨(タン・プライズ、Tang Prize)」は18日、第3回(2018年)「持続可能な発展賞」を米コロンビア大学地球環境科学科のジェイムズ・エドワード・ハンセン博士(写真左)と、米カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所のベアーラブハドラン・ラマナサン氏(右)に授与することを発表した。(「唐奨」フェイスブックページより)
「東洋のノーベル賞」を目指す「唐奨(タン・プライズ、Tang Prize)」は18日、第3回(2018年)「持続可能な発展賞」の受賞者を発表した。受賞したのは米コロンビア大学地球環境科学科のジェイムズ・エドワード・ハンセン博士と、米カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所のベアーラブハドラン・ラマナサン氏。2人の科学者が1つの賞を同時受賞するのは「唐奨」始まって以来、初めてのこと。唐奨基金会は、気候変動とそれが地球環境の持続可能性に与える衝撃について画期的な研究を行ったことが授賞の理由と説明している。
 
唐奨基金会によると、この2人の科学者が研究の末に導き出した科学的論述は、その後、国際社会で締結された気候変動に関する協定(パリ協定、モントリオール議定書など)や「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に結びつく重要な基礎を作った。科学研究における独創性を持つほか、世界の持続可能な発展についても極めて重要な科学的所見を提示したもので、一般の人々も人類の活動がいかに地球環境を傷つけているかを認識するきっかけを作った。
 
第3回「唐奨」の「持続可能な発展賞」はこの2人の科学者の研究成果を評価したもの。これはまた、2人が科学的探究に真剣に取り組んだ結果、その成果をもって率直な方法で政府及び社会各界と意思疎通を図り、持続可能な発展を目指す様々な政策やアクションプランにつなげた優れた貢献を評価するものでもあるという。
 

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