中華民国(台湾)と外交関係を持つベリーズのLaura Tucker-Longsworth代議院（下院）議長、Lee Mark Chang元老院（上院）議長、それにStephen A. Duncan上院議員の一行3名が18日から22日まで、中華民国政府の招きに応じて台湾を訪問している。両国の国会協力と交流を促進するのが訪台の主な目的。
Laura Tucker-Longsworth代議院議長をはじめとする一行は今回、蔡英文総統、行政院（内閣）の頼清徳院長（＝首相）、立法院（国会）の蘇嘉全院長（＝議長）、外交部（日本の外務省に相当）の呉釗燮部長（＝大臣）、衛生福利部（日本の厚生労働省に類似）の陳時中部長、経済部（日本の経済産業省に相当）の沈栄津部長などを表敬訪問する。また、蘇嘉全院長と呉釗燮部長がそれぞれ宴席を設け、一行をもてなすことになっている。
一行はこのほか、外交部所管の財団法人国際合作発展基金会（日本の国際協力機構＝JICAに相当）、中米洲経貿弁事処（Central America Trade Office）、華南銀行を訪問するほか、亜東紀念医院（台湾北部・新北市板橋区）、国立台北護理健康大学（台湾北部・台北市）、超高層ビルの台北101大楼、国立故宮博物院、台湾中部・南投県の日月潭など、文化・経済関連の施設や観光地を訪れ、台湾の各方面の発展状況について理解を深める。
中華民国とベリーズは1989年に外交関係を結んで以来、良好な関係を維持している。両国は農業、漁業、公衆衛生、医療、インフラ建設、教育、職能訓練などの分野で協力し、豊富な成果を残している。ベリーズ政府はたびたび、国連をはじめとする様々な国際組織に台湾が参加できるよう支持する立場を訴えている。両国は今後も既存の関係を基礎とし、引き続き友好関係を深め、両国国民に利益をもたらすよう努力する。