2024/05/02

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合唱の世界大会で宝来中学の合唱団が金賞

2018/07/17
南アフリカのツワネで開催された合唱の世界大会2018年「World Choir Games」の「Folklore with accompaniment(伴奏付き民謡部門)」で、台湾南部・高雄市の高雄市立宝来国中(=中学)の合唱団が金メダルを獲得した。今年は世界103カ国・地域から9,239団体、39万7,875人が出場した。(宝来国中フェイスブックページより)
南アフリカのツワネで開催された合唱の世界大会2018年「World Choir Games」の「Folklore with accompaniment(伴奏付き民謡部門)」で、台湾南部・高雄市の高雄市立宝来国中(=中学)の合唱団が金メダルを獲得した。
 
宝来国中の合唱団は11日、台湾の先住民族の一つ、ブヌン族の伝統民謡の組曲を歌った。ステージに立った生徒たちが歌い始めると、会場にいたすべての人たちが、先住民族の美しく、抑揚のある歌声に心を奪われ、息をひそめて耳を傾けた。合唱が終わると会場全体から喝采が起こり、審査員までが立ちあがって拍手を送った。
 
閉会式では合計203項目の賞が授与された。「伴奏付き民謡部門」には同校を含む15の団体が出場しており、宝来国中への金メダル授与が決まると、各国の団体から大きな拍手がわき上がった。
 
宝来国中の合唱団は、高雄市六亀区にある尼布恩牙医診所(=歯科診療所)の陳俊志医師が指揮者を務める。音楽を熱愛する陳医師は、音楽には人の心を癒し、鼓舞する効果があると強く信じている。ひょんなことから高雄の山間部で生徒たちの合唱指導を行うことになり、生徒たちの潜在的な可能性を引き出すことに尽力している。
 
宝来国中の羅慶璋校長によると、陳医師の尽力により、同校の合唱団は今年で結成満3年を迎えた。国内外のコンクールに相次いで参加し、この3年間の努力の成果を開花させている。何よりも、どんな天候でも、どんな遠くからでも、生徒たちの夢の実現のために駆け付け、指導をしてくれた陳医師の存在は大きいと羅慶璋校長は語っている。
 
「World Choir Games」は合唱分野における一大イベント。2年に1度開催されているもので、合唱の世界大会としては世界最大級で、合唱界のオリンピックとも呼ばれている。2000年にオーストリアで第1回大会が開催され、60カ国・地域から1万5,000人が参加した。
 
南アフリカのツワネで開催された今大会は10回目となるもの。世界103カ国・地域から9,239団体、39万7,875人が出場した。主催はドイツに本拠地を置くINTERKULTUR。

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