2024/05/06

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何蔚庭監督の最新作『幸福城市』、トロント国際映画祭でノミネート

2018/08/10
台湾を拠点に活動するマレーシア出身の映画監督、何蔚庭さんの最新作品『幸福城市(Cities of Last Things)』が、2018年トロント国際映画祭のプラットフォーム部門でノミネートされた。写真はそのワンシーン。(牽猴子提供、中央社)
台湾を拠点に活動するマレーシア出身の映画監督、何蔚庭(Wi Ding Ho)さんの最新作品『幸福城市(Cities of Last Things)』が、2018年トロント国際映画祭のプラットフォーム部門でノミネートされた。同映画祭では唯一の中国語作品のノミネートとなった。なお、「プラットフォーム」部門は2015年に新設された、同映画祭で唯一のコンペティション部門。
 
何蔚庭監督は2010年、デビュー作『台北星期天(Pinoy Sunday)』で、平凡な登場人物2人が繰り広げる奇妙な旅の物語を描き、中国語映画のアカデミー賞とされる「金馬奨(ゴールデンホース・アワード)」の最優秀新人監督賞を受賞した。今回の作品『幸福城市』では、自ら脚本も手掛け、ある不幸な男性の運命を描いた。
 
何蔚庭監督は、「『幸福城市』という題名を聞くと、心温まるストーリーを想像するかもしれない。実際には、ほっと一息つくことができる幸せな街を探しつづける人々の平凡な一生を描いたものだ。しかし、幸せな街とは人々にとって永遠の幻想であり、真実の目標ではないのだ」と説明している。
 
映画『幸福城市』は10月26日より台湾で一般公開される。
 

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