2024/05/19

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アン・リーさんに全米監督協会の名誉終身会員賞、「光栄で心温まる」

2018/08/17
台湾出身の国際的な映画監督、アン・リーさん(写真)が全米監督協会(DGA)から今年の名誉終身会員賞(DGA HONORS)に選出された。アン・リーさんは、「光栄で心温まる」とコメントした。(中央社)
米国で働く映画監督やテレビ監督による労働組合、全米監督協会(DGA)は15日、今年の名誉終身会員賞(DGA HONORS)は台湾出身のアン・リー(Ang Lee 李安)監督ら5人に授与し、これらの人たちの映像文化に対する貢献を称えると発表した。同協会のトーマス・シュラム(Thomas Schlamme)会長はアン・リー監督を「レジェンド」と形容した上で、ニューヨークはエンターテインメント、労働、政治が集中する文化的中心で、アン・リー監督も頭角を現した時期からニューヨークにやって来てそのキャリアをスタートさせたと説明した。
 
アン・リー監督は電子メールで、「同業者たちから認められたことはとても光栄でうれしい。今は大変よい気持ちで、心温まる感じだ。これからも努力していきたい」と述べて謝意を伝えた。
 
アン・リー監督の新作、SFアクション映画の『Gemini Man』はすでにクランクアップ、現在は編集作業に入っている。主演のウィル・スミス(Will Smith)さん演じる殺し屋は裏社会からの引退を望むが、自分より25歳も若いクローン人間に狙われる。アン・リー監督とウィル・スミスさんが初めてタッグを組んだ作品で、来年10月の公開予定だという。
 
アン・リー監督は63歳。全米監督協会の長編映画監督賞に4度ノミネートされ、『臥虎蔵龍(邦題:グリーン・デスティニー)』(2000年)と『ブロークバック・マウンテン』(2005年)で同賞を獲得している。また、『ブロークバック・マウンテン』では2006年のアカデミー監督賞を受賞。7年後の2013年には『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012年)で再びアカデミー監督賞を獲得した。アジアの映画監督でこの賞を2度獲得したのはアン・リー監督のみ。
 
全米監督協会による名誉終身会員賞の授与式は10月18日に、ニューヨークのDGAニューヨークシアターで行われるということ。
 
 

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