ナレッジコミニュティとコンテンツのプラットフォーム、TEDはこのほど、TEDがライセンスを供与して世界各地でTED同様のイベント開催を可能にするTEDxカンファレンスがスタートして来年で10周年となることから、世界の主要地域から5都市を選び、TEDxWeekend 2019を行うと明らかにした。台湾北部の台北市はアジアから唯一その5都市に選ばれている。3日間から5日間のイベントとなる見通し。
TEDのプレスリリースによると、TEDxWeekendに参加できるのは主にアジアと世界各地のTEDx団体の会員で、TEDxにおける様々なイノベーションとクリエイティビティに関するイベントが行われる。TEDxWeekendのイベントは来年3月のメキシコのメキシコシティーを皮切りに、5月に南アフリカのヨハネスブルグ、9月にチュニジアのチュニス、10月にイタリアのローマで開催された後、11月に最終開催地の台北市で開かれる。
TEDxWeekend 2019の計画と実行を担当するTEDxアンバサダーの李欣龍（Luke Lee）さんは、TEDはネットワークにおける集中排除の精神を発展させ、ボトムアップ式の幅広い参与を実現する実務的なデジタルイノベーションの最も優れた手本だと説明。李さんはその上で、台湾における言論の自由は知識主導型の国際的なイベントを開催するのに適しているとし、台北市でのTEDxWeekendへの申し込み人数は350人から500人が予想されていることを明らかにした。イベント内容は講演、企業訪問、地元文化の体験、都市探訪などで 李さんは同イベントを通じて各国のパートナーたちに台湾と台北市についてよく知ってもらいたいと考えている。
TEDは過去にも台湾でTEDxTaipei、TEDxDaanParkなどのカンファレンスを開催しており、主に台湾の講演者がプレゼンテーションを行った。