2024/05/05

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交通部・中華電信の旅行アプリ「UMAJI」がサービス開始

2018/10/17
「UMAJI 遊.買.集」アプリを使って、さらに便利で楽しくお得な旅行が実現できるよう大きな期待が寄せられる。(中央社)
交通部(日本の国土交通省に類似)と台湾の通信最大手、中華電信(Chunghwa Telecom)が共同で開発し、運営する「UMAJI 遊.買.集」アプリケーションが正式にサービスを開始した。「UMAJI 遊.買.集」は、「ビッグデータの分析」、「スマート交通」、「モバイル決済」などの機能が使える旅行サービス向けアプリケーション。
 
モバイル決済機能で交通のスマート化にも一役買う「UMAJI 遊.買.集」は、生活情報も提供、市民のモバイル生活をさらに利便性が高く楽しいものにしている。サービス提供エリアは、台北市、新北市(ともに台湾北部)、宜蘭(台湾北東部)。国道5号線(通称:蒋渭水高速公路、台北市南港区から宜蘭県蘇澳鎮を結ぶ高速道路)のリアルタイムな道路交通情報や複数にわたる公共交通機関の情報を統合し、私的交通や公共交通による旅行情報を提供する。
 
多くの市民が頻繁に利用するリアルタイムの交通情報、バスの乗り換え案内、予約、支払い、乗車券の受け取りや検札のほか、ポイント交換による割引などの情報まで、UMAJIアプリを使えば複数のサイトやプラットフォームを網羅していることから一度で作業が完了する。
 
交通部の張政源政務次長(副大臣)は、「UMAJI 遊.買.集」アプリは、アジアで最先端の交通情報と旅行プランを統合させたモバイル決済やオンライン認証機能を持つアプリケーション・プラットフォームだと強調した。張政源政務次長によれば、UMAJIは2019年には中国語のほか、英語、日本語、韓国語版など多言語によるサービス拡充を目指し、これらのサービスを通じて、海外の観光客がさらに便利で快適に、台湾の観光スポットを訪れることができるよう推進していく。今後は、台湾高速鉄道(台湾高鉄)、台湾鉄道(台鉄)、MRT(メトロ)のセット乗車券や高速バス、市内バス、タクシー、レンタカーなどの交通機関まで交通統合の運用を目指し、サービスの範囲をさらに拡大し、台湾全域で展開できるようにする計画だ。
 
「UMAJI 遊.買.集」アプリが推進する10大サービスには、複数の交通機関情報や速やかなビッグデータによる「スケジュールプランニング」、オンラインでのモバイル決済と携帯電話によるQRコードのスキャンを組み合わせた「トラベルモール」、旅行前や旅行中に道路情報を提供し、いつでも道路状況に合わせたスケジュールの調整や渋滞をさけることができる「コーディネーターの同行」のほか、スケジュール管理の「達人の推薦」などがある。旅行中にも、UMAJIアプリを通じて特典や割引が受けられる商店などの情報が受けられる。
 
11月30日までに、UMAJIアプリを通して国道5号の高速バス電子乗車券を購入すると、15%引きになるほか、中華電信のHami Pointでためたポイントによる値引きも可能で、1回につき最高半額で購入できるという。携帯電話によるQRコードのスキャンで乗車した場合、台北轉運站(台北新バスターミナル)、市府轉運站(台北シティホールバスターミナル)の国道5号の高速バス乗り場では、専用通路を利用することができ、さらに金曜日と土曜日の特に利用者が少ない時間帯には、その場でプレゼントをもらえる特典もある。

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