2024/05/04

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教育部と国立台湾大学による無料のオンライン講座第二弾、中級中国語が28日に「開講」

2018/11/14
教育部が国立台湾大学に委託して制作している無料のオンライン講座第二弾、中級レベルの中国語学習と文化の紹介を内容とする「是誰在説話-可愛的台湾」が28日に「開講」する。写真はコーセラサイトの「零到一学中文」(ゼロからの中国語」ページ。(コーセラサイトより)
MOOCs(Massive open online courses)は誰でも無料で受講できるオンライン講座のこと。教育部(日本の文科省に類似)が国立台湾大学(台湾北部・台北市)に委託して制作しているMOOCsデジタルカリキュラムの第二弾、中級レベルの中国語学習と文化の紹介を内容とする「是誰在説話-可愛的台湾」(誰が話しているの?-キュートな台湾)が11月28日に「開講」する。このオンライン講座は世界最大のMOOCsプラットフォームであるコーセラ(Coursera)を通じて発信され、内外の中国語学習者並びに中国語教師にとっての学習と教学のためのリソース・素材となる。
 
デジタルカリキュラム第一弾の「零到一学中文」(ゼロからの中国語)は今年8月31日に「開講」し、すでに2,000人を超える外国人学習者がオンラインで中国語を学んでいる。第二弾は4週間のカリキュラムで、1週間の学習時間は約1~1.5時間。適用対象は中級程度の中国語学習者。カリキュラムには台湾の代表的な観光スポットである九份(台湾北部・新北市)、鹿港(同中部・彰化県)、台南市(同南部)、離島の蘭嶼が取り入れられ、それぞれの景観や文化、及び特産品を擬人化して各地の文化の特色を紹介、その中から中国語の中級レベルの単語や文法が学べるようになっている。また、ゲームサイトの「PaGamO」と協力。中国語学習にゲーム要素を取り入れることで学習への動機を刺激すると共に学習することの面白さを際立たせ、学習者に自ら学ぼうとする意欲を培わせるという
 
台湾で中国語を学ぶことの魅力は、学習者が台湾独特の伝統や文化を感じたり、美しい正体字(繁体字)を学べたりすることの他、豊富で多元的なライフスタイル、自由で開放的な社会、そして濃密な人情味を体験できること。このため教育部は「生活から中国語を学ぶ」という理念を外国人学生に対する授業内容と結合、2016年以降、「節句から中国語を学ぶこと」を柱に外国人学習者を台湾に呼び込んでいる。これまでに、「元宵節を祝って中国語を学ぶ」、「道教の女神である媽祖さまの巡礼から中国語を学ぶ」、「ドラゴンボートを漕いで中国語を学び、端午の節句を祝う」、「中秋の名月で中国語の縁を」といったコースを実施した。
 
さらに2017年からは「台湾観光学華語(台湾旅行で中国語を学ぶ)」公式ウェブサイトを設置。年間のカリキュラム内容と応募方法を紹介している。また今年から教育部は、台湾で中国語の短期研修を受ける人を対象に、オンライン教材の「華語101」をデザイン、台湾で学ぶ外国人学生や旅行者が学んだらただちに使ってみられる環境を整えている。
 
教育部と国立台湾大学による無料のオンライン講座第二弾のカリキュラムは11月18日から受講の応募を受け付け、11月28日に「開講」する。学習者は電子メールを使った参加申し込みかフェイスブックのアカウントをリンクさせることで無料で受講できる。カリキュラムは4週間分をセットとして再配信する。
 
 

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