2024/05/04

Taiwan Today

政治

台北ランタンフェス、セントクリストファーとベリーズの出展が話題に

2019/02/14
今年の台北ランタンフェスティバル(台北燈節)は2月16日から24日まで。中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ2カ国の著名な観光スポットをテーマとしたランタンが話題に。写真はセントクリストファー・ネーヴィスのバークレイ記念時計塔を模したランタン。(台北市サイトより)
今年の台北ランタンフェスティバル(台北燈節)は元宵節の2月19日(旧暦1月15日)をはさんだ2月16日から24日まで、台湾北部・台北市の中華路一段、忠孝西路一段、北門広場、行旅広場を会場にして開催される。今年は中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ2カ国の著名な観光スポットをテーマとしたランタンに注目が集まっている。セントクリストファー・ネーヴィスのバークレー記念時計塔と、ベリーズのグレートブルーホール(ベリーズバリアリーフ)をランタンにしたもので、入場者はこれらの国を訪れなくとも中米の風情を感じられるという。
 
昨年の台北ランタンフェスティバルでは、セントクリストファー・ネーヴィスがユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されているブリムストーン・ヒル要塞を大きなランタンにして展示し、大変好評だった。同国は今年招きに応じて再度台北ランタンフェスティバルに参加し、バークレー記念時計塔をランタンにすることにした。同国のJasmine E. Huggins駐中華民国大使によると、この時計塔は同国の元国会議員、Thomas Berkeleyを記念したもの。塔は時計と噴水からなり、シュロの木で囲まれている。観光客が必ず訪れるランドマークである他、同国が毎年12月に行うカーニバルでは、伝統的な文化パフォーマンスの中心になる場所だという。
 
一方、ベリーズのランタンは地質の面で世界の十大奇跡とされるグレートブルーホール。1996年には正式に世界遺産に登録された。空から見下ろすと、海に明るい目玉があるように見えることから「神の瞳」とも呼ばれる。ランタンにはグレートブルーホールのみならず、海底の生物や潜水具を付けたダイバーもデザイン。同国のDiane Haylock駐中華民国大使は、ベリーズには豊かな雨林やバリアリーフでの生態系、さらにはマヤ遺跡もあるとして台湾の人たちが観光に訪れるよう呼びかけている。
 
中華民国(台湾)とセントクリストファー・ネーヴィスとの外交関係は35年以上続いており、ベリーズとも国交樹立から今年で30年となる。
 
 

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