2024/05/03

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台北国際ブックフェア閉会、6日間で延べ58万人訪れる

2019/02/18
台湾出版界の一大イベントである台北国際ブックフェアが17日に閉会した。12日から17日まで6日間の開催期間中、延べ58万人が足を運んだ。そのうち16日(土)は、1日当たりとしては過去最多の延べ16万人が訪れた。写真は15日の会場の様子。(中央社)
台湾出版界の一大イベントである台北国際ブックフェアが17日に閉会した。12日から17日まで6日間の開催期間中、延べ58万人が足を運んだ。そのうち16日(土)は、1日当たりとしては過去最多の延べ16万人が訪れた。最終日には、2020年のテーマ国が韓国となることが発表された。
 
台北国際ブックフェアの主催機関である文化部(日本の文部科学省に類似)を代表して陳登欽主任秘書が、今年の台北国際ブックフェアに出展した52カ国・地域、735社の出版社に感謝した。また、今年のテーマ国であるドイツが設置したドイツパビリオンについても、豊富な出版品を出展すると同時に、バウハウス(1919年から1933年まで美術、工芸、デザイン、写真、建築に関する総合的な教育を行った学校)誕生100周年を記念し、劇場型や芸術性の高い展示やパフォーマンスを行い、台湾の読者がドイツの書籍に対する理解を深め、出版の自由という価値観を見直す機会を与えてくれたと高く評価した。
 
陳登欽主任秘書は、「台北国際ブックフェアは出版界にとっての一大イベントであるばかりか、台湾と世界の文化交流のためのプラットフォームでもある。イベントの開催期間中、訪れた人々は台湾出版界の多元的で開かれた、且つ自由な雰囲気を肌で感じた。また、民主主義、出版の自由、多様性の融合を熱愛する台湾社会の一面を反映したイベントになったと信じている」と語った。
 
文化部の委託を受けて台北国際ブックフェアの運営を担った台北書展基金会の趙政岷董事長は、「今年の台北国際ブックフェアは大勢の人々の努力によって素晴らしい成果を挙げることが出来た。もともと不可能だと思われていた多くのことが可能になった。例えば出展した出版社は昨年比7%増加した。海外からの出展は13%増えた。版権交渉の商談を行うテーブル数は昨年比27%と大幅に増えた。また、イベント開催期間中、合計1,184件もの座談会やイベントなどがここで行われた」と語った。さらに、若い人々が多く会場に足を運んだことが今年最大の成果だったと評価した。
 

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