2024/05/03

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政治

雲門舞集、英「ナショナル・ダンス・アワード」受賞

2019/02/19
第19回英「ナショナル・ダンス・アワード」の受賞者が英国時間18日に発表され、台湾のコンテンポラリー・ダンス集団である「雲門舞集(クラウド・ゲイト・ダンスシアター)」が「STEF STEFANOU AWARD FOR OUTSTANDING COMPANY(傑出したカンパニー賞)」に選ばれた。写真は「雲門舞集」の創設者、林懐民氏の近影。(中央社)
第19回英「ナショナル・ダンス・アワード(National Dance Awards)」の受賞者が英国時間18日に発表され、台湾のコンテンポラリー・ダンス集団である「雲門舞集(クラウド・ゲイト・ダンスシアター)」が「STEF STEFANOU AWARD FOR OUTSTANDING COMPANY(傑出したカンパニー賞)」に選ばれた。
 
「ナショナル・ダンス・アワード」の受賞者はThe Critics' Circle(英国舞踊批評家協会)の投票によって選ばれる。舞踊分野における英国の権威ある賞である。The Critics' Circleのメンバーは英日刊紙『タイムズ』や『ガーディアン』、舞踊分野の雑誌などに論評を執筆している舞踊批評家で、賞の内容には傑出したカンパニー、最優秀古典振付、最優秀現代振付、最優秀男性・女性クラシック・バレエダンサー、最優秀男性・女性モダンダンサーなどがある。
 
「雲門舞集」は1999年以降、英ロンドンで合計10回の公演を行っている。地元メディアは「雲門舞集」について「すでに英国首都にとって定番の文化的風景となっている」と表現したことがあるほどだ。創設者の林懐民氏は昨年、『関於島嶼(FORMOSA)』の英国公演を行った際、舞踊批評家から「優美且つ洗練された作品」であり、林懐民氏の出身地である台湾とその歴史について思いを寄せた作品は、人の心を震わせるものだと高い評価を受けた。また、英『ガーディアン』はこの作品を2018年度の10大傑出ダンス作品の1つに選出した。
 
今回の「ナショナル・ダンス・アワード」では、林懐民氏も最優秀現代振付賞(BEST MODERN CHOREOGRAPHY)にノミネートされていた。ノミネートされた振付師の中では唯一のアジア出身者だった。
 
林懐民氏は1973年に「雲門舞集」を立ち上げた。これは台湾で初めてのプロのダンスカンパニーであり、中華圏にとっても最初のコンテンポラリー・ダンス集団となった。この45年間で『白蛇伝』、『薪伝』、『九歌』、『流浪者之歌』、『水月』、『行草三部局』、『稲禾』など90作品を生み出してきた。常に画期的な手法によって、台湾オリジナルの素材をテーマにした生命の物語に深い解釈を与えてきた。台湾のパフォーマンスアートグループとしては世界で最も高い知名度を誇っている。
 

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