2024/05/05

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黄邦銓監督の最新作、米MoMAドキュメンタリーフォートナイト映画祭で上映

2019/02/19
フランスで活躍する台湾出身の映画監督、黄邦銓監督の最新短編映画『去年火車経過的時候』が23日と27日、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)の「MoMAドキュメンタリーフォートナイト映画祭(MoMA Doc Fortnight 2019)」で上映される。写真は作品のワンシーン。(文化部サイトより)
フランスで活躍する台湾出身の映画監督、黄邦銓(HUANG Pang-Chuan)監督の最新短編映画『去年火車経過的時候(Last Year When the Train Passed By)』が23日と27日、米ニューヨークにあるニューヨーク近代美術館(MoMA)の「MoMAドキュメンタリーフォートナイト映画祭(MoMA Doc Fortnight 2019)」で上映される。これが北米初公開となる。この短編作品は今月9日に仏「クレルモンフェラン国際短編映画祭Clermont-Ferrand International Short Film Festival)」のラボ・コンペティション部門でグランプリを獲得したばかり。黄邦銓監督にとっては2年連続の同賞獲得となった。
 
黄邦銓監督はかつてソルボンヌ・ヌーベル・パリ第3大学で映画を学び、その後、ル・フレノア国立現代アートスタジオでハンガリーの鬼才、タル・ベーラ氏の指導を受けた。今回の作品はスーパー8mmフィルムを使用して撮影した。前作品である『回程列車(Retour)』の延長線にあり、列車でユーラシア大陸を横断し、2つの異なる時空の映像と家族の手紙を織り交ぜながら、その旅程と祖父の物語を回顧し、1年前に列車で通り過ぎたときに撮影した家の住人を尋ね、撮影された側と対話するという内容になっている。
 
『去年火車経過的時候』はスイスのロカルノ国際映画祭、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)などのコンペティションに入選し、ロンドン・ショート・フィルム・フェスティバル(LSFF)の最優秀外国語短編映画賞を受賞している。
 
「MoMAドキュメンタリーフォートナイト映画祭」は毎年、既存の認識や従来の形式にとらわれないノンフィクションフィルムを世界各地から選出し、上映している。今年は2月21日から28日まで実施する。
 

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