台湾の女子プロテニス選手、ラティーシャ・チャン（詹詠然）選手とチャン・ハオチン（詹皓晴）選手の姉妹ペアが16日、カタール・トータル・オープン（カタール・ドーハ）の女子ダブルス決勝でドイツとオランダの選手のペアをセットカウント2-1で破り、今季2勝目を上げた。姉妹ペアでの優勝は14回目。
ラティーシャ・チャン選手は今季、妹のチャン・ハオチン選手とのペアを復活させ、開幕戦となったブリスベン国際（オーストラリア・ブリスベン）で準優勝。その後のホバート国際（オーストラリア・ホバート）では見事優勝して手ごたえをつかんでいた。
16日の決勝では大会第4シードのペア、アンナ＝レナ・グローネフェルト選手（ドイツ）とデミ・スゥース選手（オランダ）のペアと対戦。第1セットはまずそれぞれがサービスゲームをキープした後、チャン姉妹が5ゲームを連取してゲームカウント6-1で先取。しかし第2セットに入ると戦況が一変、第1、第2ゲームを双方が取り合った後、チャン姉妹がサービスゲームを2つ連続で落とし、逆に1-5と大きくリードされた。チャン姉妹は第7ゲームをブレークバック、自らのサービスゲームもキープして3-5と追い上げたが結局ゲームカウント3-6でこのセットを落とし、セットカウント1-1のタイに。
最終セットはスーパータイブレーク（10ポイント先取した方が勝利）で行われ、チャン姉妹がまず3ポイント先取。一時は6-2とリードしたがここから相手チームが粘りを発揮して6-5とわずか1ポイント差に迫られた。しかし、チャン姉妹はその後2ポイント連取してリードを広げると落ち着きを取り戻し、最終的には10-6で勝利、今季2勝目を手に入れた。