2024/05/03

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アジアユース陸上競技選手権、男子陸上200mで王彦和選手が金

2019/03/18
2019年アジアユース陸上競技選手権(香港)で17日、台中市立大甲工業高校1年生の王彦和選手(写真中央)が男子陸上200mの決勝に出場し、21秒86のタイムで金メダルを獲得した。台湾にとっては今大会3個目の金メダルとなった。(中華民国田径協会提供、中央社)
17日に開催された2019年アジアユース陸上競技選手権(香港)で、台中市立大甲工業高級中等学校(=高校。台湾中部・台中市)1年生の王彦和選手が男子陸上200mの決勝に出場し、21秒86のタイムで金メダルを獲得した。台湾にとっては今大会3個目の金メダルとなった。
 
王彦和選手は台湾人の父親と、カンボジア人の母親の間に生まれた。2017年に陸上100mで中学生としては台湾新記録となる10秒70を叩き出し、台湾陸上界の期待の星と見られてきた。憧れの選手は「台湾最速男」の異名を持つ楊俊瀚選手と、日本の短距離選手である桐生祥秀選手。
 
王彦和選手はこの日の男子200mの決勝前、2つのリレー競技に参加。わずか3時間で3つの競技に出場したことに、コーチの江竹偉さんも「この状況で金メダルが取れたのは容易なことではない」と舌を巻いた。
 
男子200m決勝では、スタートからリードを保っていたが、コース終盤でインドの選手が突然加速。王彦和選手とほぼ同時にゴールした。その後、大会主催側の発表で、王彦和選手が0.01秒の僅差で、インドの選手に競り勝ったことを発表した。
 
また、この日行われた女子400mハードルの決勝では、U18台湾記録を持つ雲林県立麦寮高級中学(=台湾中部・雲林県)の楊睿萱選手が、コース終盤でタイの選手に抜かれ、惜しくも銀メダルとなった。楊睿萱選手は昨年の同大会でも女子400mハードルで銀メダルを獲得しており、今年は金メダルが期待されていた。
 
16日に行われた予選では、楊睿萱選手がトップの61秒66のタイムを叩き出し、タイの選手の64秒21を大きく上回り、金メダル候補に躍り出ていた。しかし、17日の決勝では、楊睿萱選手のタイムは60秒68と前日を若干上回るにとどまった。一方、タイの選手は60秒52のタイムで逆転勝利となった。
 
このほか、女子走り高跳びで、新竹県立芎林国民中学(=中学。台湾北部・新竹県)3年生の張嘉妤選手が1m69で銅メダルを獲得した。
 

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