2024/05/19

Taiwan Today

政治

世界で大人気の台湾ドリンク、市場規模は30億ドル超え

2019/04/08
写真は、「Chatime」のロンドン店。Chatimeは、六大陸(アジア・ アフリカ・北米・南米・欧州・ オセアニア)全てに出店しており、今後ますます海外市場進出を図る計画だ。(聯合報)

米市場調査企業、アライドマーケットリサーチ(Allied Market Research)による世界のテイクアウトドリンク市場レポートで、台湾発祥のドリンクが、既に世界中で販売されていることがわかった。地域でみると、アジア・太平洋地域では、中国大陸が主な市場となっており、北米と欧州でも継続的に市場が拡大している。その市場規模全体は、2023年に32億1,400万米ドルに達すると予測され、年平均成長率は7.3%となる。

アマゾンの創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏は、米経済誌フォーブスの長者番付で、2年連続の首位となった世界一の富豪といわれる。そのジェフ・ベゾス氏も、台湾ドリンクのとりこになっているようだ。SNS上でのシェア画像によると、ジェフ・ベゾス氏は、4日に米ワシントン・ベルビューにある台湾の茶飲料チェーン店「快楽檸檬(ハッピーレモン)」で、ドリンクを買うために並んでいたという。画像で見るジェフ・ベゾス氏は、黒いTシャツにサングラスをかけ微笑みを浮かべ、その手には世界でブームを巻き起こした台湾のタピオカミルクティを持っていたという。

台湾のテイクアウトドリンク店は、今年も依然として国際市場での拡大をみせている。ハッピーレモンは、台湾の雅茗天地(Yummy Town)の呉伯超董事長(会長)が2006年に開店した。海外へは中国大陸の上海など大都市での出店を経て、現在では米・サンフランシスコ、シアトル、ロサンゼルス、サンディエゴ、英国・ロンドンのほか、日本では東京や沖縄などにも展開している。

同じく台湾のタピオカミルクティのチェーン店、「Chatime(日出茶太)」を展開する外食チェーン大手の六角国際(LaKaffa)が運営するオリジナルブランドまたは代理店は9社を超える。海外ではアジア・ アフリカ・北米・南米・欧州・ オセアニアの広範囲に渡る40か国・地域に出店している。アジアの飲食品ブランドが、仏パリのルーブル美術館内に出店した先駆けでもある。同社は、東南アジアでの売上高が大きな成長をみせており、今年中にインドネシアでの店舗数が300を超え、フェリピンは100店舗に達する見通しだ。2020年には、マレーシアとカナダでも100店舗を超え、オーストラリアでは150店舗まで展開する計画だ。さらに日本市場での発展スピードも加速したい考えだ。

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