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重量挙げの郭婞淳選手、アジア選手権59キロ級で金

2019/04/24
台湾のトップアスリートで「重量挙げの女神」との異名を持つ郭婞淳選手(写真中央)は、重量挙げのアジア選手権2019の女子59キロ級に出場、スナッチ106キロ、ジャーク137キロのトータル243キロとなり、いずれも世界新記録をマークし優勝した。(中央社)
台湾のトップアスリート、女子重量挙げ選手の郭婞淳選手は23日、中国大陸・浙江省寧波で行われた重量挙げのアジア選手権2019の女子59キロ級で優勝した。郭選手は、全て世界新記録となるスナッチ106キロ、ジャーク137キロのトータル243キロをマークし、それぞれの種目で金メダルに輝いた。
 
重量挙げのアジア選手権2019は、2020年東京オリンピック代表地区予選のひとつとなる。女子59キロ級には10人が出場し、台湾の郭婞淳選手、江念欣選手のほか、中国大陸の世界記録保持者、陳桂明選手も出場した。
 
郭婞淳選手の指導にあたる林敬能コーチは、同大会出場のため中国大陸へ出発する前、郭選手の近況について、「私の方で目標を設定することはなかったが、本人は大きな野望を持っており、再び世界記録を塗り替えることを強く望んでいる」と語った。
 
郭婞淳選手が申告していたスナッチのバーベルの重量100キロは、同大会の中で最も重く、全3回の試技のうち、最初の2度の試技は順調にクリアしていた。2位だった陳桂明選手を1キロリードしており、第3試技では106キロに挑戦、成功した。
 
一方ジャークでの郭婞淳選手の申告した重量は130キロと、同じく大会中で最も重かった。第2試技では134キロに挑戦、成功した。この時点でトータルが240キロに達し、2018年の世界選手権で自身が作った世界記録237キロを超え、再び世界新記録をマークすることとなった。さらに第3試技で郭婞淳選手は、137キロに成功し、これまで陳桂明選手が保持していた世界記録136キロを破った。
 
最終的にトータル243キロをマークし、再び世界新記録を樹立した。
 
郭婞淳選手は、同大会で金メダル3個を獲得し、これまでのアジア選手権で獲得した金メダルは11個となった。またアジア選手権で3種目とも金メダルを獲得したのは2013年、2017年に次いで3度目。

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