2024/04/29

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澎湖鎮海中学の生徒たち、香港から72時間かけてヨットで帰還

2019/05/14
離島・澎湖にある鎮海国民中学による「小夢想・大志気 追夢計画」で、4人の生徒が香港から機帆船を操縦して13日、無事澎湖の馬公港に到着した(写真)。72時間、350海里の航海だった。(澎湖県立鎮海国民中学提供、中央社)
離島・澎湖にある澎湖県立鎮海国民中学による「小夢想・大志気 追夢計画(小さな夢・大きな志 夢追いプロジェクト)」で、4人の生徒が香港から機帆船を操縦して13日、無事澎湖の馬公港に到着した。72時間、350海里の航海だった。
 
鎮海国民中学の呉憶如校長によると、同中学の生徒はわずか20人。慈善団体が辺境の子どもたちの夢をサポートするために行っている「小夢想・大志気 追夢計画」に応募したところ、昨年末に補助対象に選ばれた。これを受けて今年2月、女子4人、男子2人の合計6人の生徒を率いて香港を訪れ、「漂流教室(FLOATING CLASSROOM)」で第1段階である水上での安全、航程、事故への対応、AIS(自動船舶識別装置)、GPS(衛星測位システム)など航海に必要な訓練を受けた。「漂流教室」は、大型の帆船を使った布教活動を行っているキリスト教の団体による事業。
 
そして今月10日、呉校長と教師たちは4人の生徒を連れて再び香港へ移動、11日に「漂流教室」のCHRIS船長による協力の下、香港の銅鑼湾(コーズウェイベイ)から機帆船で澎湖に向けて出航した。
 
航海ではまず中国大陸広東省沿海を北上、風に逆らってジグザグに進んだ。その後汕頭の沖から台湾海峡に入ると海が荒れ始めたことで、予定では2日間の航海だったところ1日多く費やすことになった。生徒たちは72時間、350海里の航海をやり遂げて13日正午、馬公港の亜果ヨットハーバーに無事到着した。
 
「小夢想・大志気 追夢計画」を行っている安麗希望工場慈善基金会(Amway Hope Maker Charity Foundation)では、生徒たちが船酔いや体調不良を克服して長距離の航海に立ち向かい、人体の極限に挑戦して、人生で最も記念し、回顧するにふさわしい挑戦を果たしたと称えた。
 
 

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