2024/04/28

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政治

高度外国人材10名、中華民国国籍取得=内政部

2019/05/15
このほど、中華民国国籍を取得したドイツ出身の西洋医PETER KARL MAYER(馬培德)さん(写真最前列)。写真は大学の授業で太極拳を教える様子。台湾をこよなく愛し、妻子とともに台湾生活を満喫している。(中国医薬大学サイトより)
内政部(内政を所管する中央省庁)は14日、高い専門性を持った外国人材10名の中華民国国籍取得を認めたことを発表した。
 
内政部は13日午前、専門性の高い外国人材の帰化申請を審査する「帰化国籍審査会」を開き、10名の外国人に対し、原国籍を喪失することなく中華民国国籍を取得することを認めた。今回、中華民国国籍を取得した10名の年齢層は比較的若く、30歳から50歳までだった。分野別にみると、教育分野6名のほか、経済、医療、農業機械、文化・芸術分野がそれぞれ各1名となった。
 
今回、中華民国国籍の取得が認められたフランス出身のGildas Kernaléguen(柯吉達)さんは、台湾在住20年で、農業機械の専門技術に関するサービス業に従事している。1992年に出張で台湾を訪れ、2000年に台湾で起業、現在の妻と知り合ったという。Gildas Kernaléguenさんは、台湾のメディア、中央社の記者に対し「台湾に長年生活して、台湾の人々、文化が大好き。既に台湾の生活環境になじんでおり、自身も台湾の人と同じようになっていると思う」と述べた。Gildas Kernaléguenさんはまた、台湾の人々について、「とても親切で善良、情熱的で自分が最も大切にしているものの一つ」だと強調した。その上で、台湾での仕事は、努力を惜しまない限り、必ず成功することができるという非常に恵まれた環境にあると説明した。
 
一方、台湾在住12年を迎えたドイツ出身の西洋医PETER KARL MAYER(馬培德)さんも今回、中華民国国籍の取得が認められた一人。中国医学に興味を持ったPETER KARL MAYERさんは台湾中部・台中市の中国医薬大学に留学するため台湾へやって来た。当初は、学業を終えたらドイツに帰国する予定だったが、台湾生活の利便性を愛し、台湾の山や海辺の景色に魅かれ、台湾に留まることを決めたという。台湾に住むからには真の台湾住民になるべきと心に決めたPETER KARL MAYERさんは現在、中国医薬大学で教鞭をとるほか、クリニックでの診療も受け持っている。妻や台湾で生まれた子供と共に台湾での日々を過ごしている。
 
2016年12月21日に施行された改正「国籍法」に基づき、現在までに高度外国人材86名が、原国籍を喪失することなく中華民国国籍を取得した。

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