2024/05/05

Taiwan Today

政治

台湾のWHA参加支持、欧州各地でウォーキング大会

2019/05/17
欧州各地のウォーキング大会「Walk with Taiwan」の様子。1段目左より、ウィーン国連本部前、デンマーク、ブリュッセル、パリ。2段目左より、フィンランド、ローマのポポロ広場、ベルリンのブランデンブルク門、ポーランド。3段目左より、ストックホルム中央駅、ハーグ、プラハ旧市街広場、ロンドンのトラファルガー広場。(中央社、外交部)
中華民国の欧州における代表機関、駐欧州連合(EU)兼ベルギー台北代表処及び、駐フランス、英国、ドイツ、オランダ、イタリア、オーストリア、チェコ、ポーランド、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ギリシャなど13か国の台北代表処は、16日午前10時半(欧州現地時間)、欧州各地で一斉にウォーキング大会、「Walk with Taiwan」を行った。ウォーキング大会には、50以上の欧州各国の官僚も参加し、欧州各国で再び、台湾の今年5 月に開催される第72回世界保健総会(WHA)参加を強く支持していることが示された。外交部(日本の外務省に相当)は、欧州各国からの支持に対し深い謝意を示した。
 
駐欧州連合兼ベルギー台北代表処のあるブリュッセル市街地では、500人近くが台湾のWHA参加を呼びかけるウォーキング大会に参加した。ドイツ・ベルリンでは悪天候にも関わらず300人以上が台湾への支持を実際の行動で示した。さらに、駐ドイツ台北代表処の謝志偉代表は自ら、台湾が世界の健康を守る組織体系から排除されていることの不条理について、パフォーマンスをプロデュースして表現した。
 
仏パリの人権広場、ベルリンのブランデンブルク門、英国のトラファルガー広場、ブリュッセルのグランプラス、イタリア・ローマのポポロ広場、チェコ・プラハの旧市街、オーストリア・ウィーンの国際連合本部など東、南、西、北欧州各地のランドマークにおいて、官僚、現地在住の台湾市民、留学生及び支持を呼びかける現地の市民など様々な人々がウォーキング大会に参加した。ウォーキング大会のほか、集会、演説、芝居、フラッシュモブなど多岐にわたるイベントを通じて台湾のWHA参加に対する重要性と必要性を表明した。
 
ドイツでは、ドイツ連邦議会親台湾派議員グループのKlaus-Peter Willsch主席、台湾を支持するドイツの民間組織「徳中協会」のAnita Schärfer主席など10人以上の議員が大雨の中、台湾を支持するスピーチを行った。
 
そのほか、フランス国民議会親台湾派議員グループのJean-Francois Cesarini主席など6人の上院・下院議員、台湾との関係強化を目指す英国の超党派国会議員連盟、台英国会小チームのLord Rogan主席、同Lord Dholakia副主席、同Bob Steward副主席、Lord Foster of Bath上院議員、Lord Bethell上院議員ら5人の国会議員、イタリア議会親台湾派協会のLucio Malan主席、同Marco di Maio副主席ら4人の国会議員、ベルギーのOlivier Destrebecq元老院議員など4名の連邦議会議員、オランダ議会の外貿委員會のRaymond de Roon主席、欧州経済社会評議会(EESC)のHenri Malosse元主席、チェコの海賊党のMichaela Krausovaプラハ市議会議員及び、中華民国の国交樹立国、ソロモン諸島、パラオ、ツバル、ニカラグア各国の駐欧州大使らが各地で共に声を上げ、全力で台湾への支持を呼びかけた。
 
今年に入って、欧州連合、英国、ドイツ、フランスなどの行政機関が、台湾のWHAオブザーバー参加への支持を表明したほか、欧州議会、英国、フランス、ドイツ、オーストリア、イタリア、チェコ、スロバキア、リトアニア、ラトビア、エストニアなど多数の国会議員が世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長に書簡を送り、台湾を今年のWHAに招くよう呼びかけた。今回の欧州各地で、台湾のWHA参加の実現のために一斉に行われたウォーキング大会及び関連のイベントは、欧州で台湾のWHA参加を支持する声やエネルギーが今まで以上に強いことの表れでもある。

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