2024/04/28

Taiwan Today

政治

台北市のスマートシティプロジェクト、SCAPA 2部門で受賞

2019/07/11
2019年「IDCスマートシティアジア太平洋賞(SCAPA)」の受賞者が発表され、台北市のスマートシティプロジェクトが2つの部門で受賞した。(台北市サイトより)
IT専門の調査会社IDC(International Data Corporation)はこのほど、2019年「IDCスマートシティアジア太平洋賞(Smart City Asia Pacific Award:SCAPA)」の受賞者を発表した。日本を除くアジア太平洋地域におけるスマートシティ関連の取り組みを分析し、優れたものを表彰する活動。審査対象となった170項目の各種プロジェクトの中、台北市(台湾北部)のスマートシティプロジェクト「交通運輸2.0-AI交通治理新模式(=交通輸送プロジェクト2.0-人工知能(AI)を活用した交通管理の新モデル)」が交通部門で、「学習無界限-全方位智慧教育在台北(=無限の学習-eラーニングを使った全方位学習 in 台北)」が教育部門でそれぞれ受賞した。
 
そのうち「交通運輸2.0-AI交通治理新模式」は、イノベーション技術と交通輸送を結びつけ、より便利なスマート・トランスポーテーションのサービスを提供するというもの。都市のインフラ建設とさまざまな応用技術を組み合わせ、取得したデータをバックエンドのプラットフォームで分析・演算し、その結びつきをより深める取り組み。同時に、都市の公共交通機関を監視する映像をAI分析することで、車両の流れ、車種、交通事件、輸送の需要、駐車場の空車情報といった情報を即時取得し、正確に把握することもできる。
 
台北市のスマートシティに関する取り組みは、現在までにさまざまなコンペで受賞している。2006年にはインテリジェント・コミュニティ・フォーラム(Intelligent Community Forum:ICF)から「インテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤー(世界1位のスマート都市)」に選ばれたことがある。2017年にはスマートシティ実現に向けたプロジェクト「打造智慧生活実験室-政府扮演合作平台」が、世界都市電子政府協議体(WeGO、本部:韓国)が実施する第3回「スマートサステナブルシティアワード」を受賞している。
 
また、シンガポールのEden Strategy Instituteが2018年に発表した「世界をリードするスマートシティ50都市」で、台北市は調査対象となった世界140都市のうち16位、アジアでは5位にランク付けされている。
 

ランキング

新着