2024/05/03

Taiwan Today

政治

台湾とソロモン諸島、競技場建設で協力合意

2019/07/12
台湾の互助営造股份有限公司(Futsu Construction Co., Ltd.)とソロモン諸島政府は8日、2023年開催の総合競技大会「パシフィックゲームズ」のメインスタジアム建設で協力するためのMOUに調印した。(フェイスブックページ「Youths Online Campaign - For Change Solomon Islands」より)
太平洋に浮かぶ中華民国(台湾)の国交樹立国、ソロモン諸島は2023年、南太平洋諸国が参加する総合競技大会「パシフィックゲームズ(Pacific Games)」を開催する。在ソロモン中華民国大使館の職員が立ち会う中、台湾の互助営造股份有限公司(Futsu Construction Co., Ltd.)とソロモン諸島政府は8日、メインスタジアムの建設で協力することを盛り込んだMOUに調印した。
 
ソロモン諸島の政府関係者は以前より、2023年の「パシフィックゲームズ」開催へ向けて、台湾から資金援助が得られることを希望する旨を伝えていた。これに対して中華民国外交部(日本の外務省に相当)は3月、台湾とソロモンがすでにMOUを締結し、台湾が対外商業貸付により、ソロモン諸島でのメインスタジアム建設に協力することで一致したことを明らかにしていた。
 
ソロモン諸島のマナセ・ソガバレ首相は2016年、「2023年パシフィックゲームズ」の誘致に取り組んだ。誘致成功後は、何度となく台湾やその他のパートナー諸国に対して資金援助などの協力を求めていた。
 
中華民国外交部は、両国の友好関係や、技術や経験を共有してきたこれまでの関係を考慮し、台湾の複数の設計顧問チームをソロモン諸島に派遣し、実地検分に基づいたスタジアム建設計画を練ってきた。ソロモン諸島側と台湾の設計顧問チームは話し合いを繰り返した末、当時のリック・ホウエニプウェラ前首相が台湾を訪問し、台湾側各チームによるブリーフィングを聴取。その結果、ソロモン諸島政府は互助営造にスタジアム建設を委託することを決めた。双方は今月8日、在ソロモン中華民国大使館の職員が立ち会う中、工事の協力に関するMOUに調印した。
 

ランキング

新着