2024/04/29

Taiwan Today

政治

台湾コンタクトレンズの輸出額、11年連続2けた成長

2019/07/16
台湾のコンタクトレンズ製品は、快適性や機能性に優れていることに加え、費用対効果も高いとされ、欧米製品と比べて高い競争力を有するという。(衛生福利部サイトより)
近年、コンタクトレンズの分野では積極的に様々な研究・開発が進められており、装着時の快適性の向上のほか、瞳を大きくするレンズやカラーコンタクトなど多様な商品が展開されている。台湾におけるコンタクトレンズの生産額は、2018年に430億台湾元(約1,500億日本円)に達し、4月の生産額は前年同月比7%増の135億8,000万台湾元(約470億日本円)となり、安定した成長を続けている。
 
経済部(日本の経済産業省に相当)統計処のデータによると、台湾のコンタクトレンズの直接輸出比率は76.6%で、2018年のコンタクトレンズ輸出額は、430億米ドルだった。これは前年比19.8%増で、輸出額は2010年の5.5倍となった。
 
台湾のコンタクトレンズの主な輸出先をみると、2018年は全体の59.3%を占めた日本が最も多く、輸出額は2億6,000万米ドルとなった。次いで中国大陸及び香港の輸出額が1億米ドルで全体の23.5%だった。また、2019年6月までの輸出額は、2億2,000万米ドルで、前年同期比6.2%増と、引き続き着実な成長を遂げている。
 
台湾のコンタクトレンズ生産額は、2008年の世界的な金融危機「リーマンショック」後、毎年2ケタ成長をとげている。その主な要因として、製品の快適性や機能性が高く評価されていることに加え、カラーコンタクトレンズが若年層から高い人気を得たことが挙げられる。また、台湾のコンタクトレンズは、多くの消費者から費用対効果が高いとされており、欧米製品と比べても高い競争力を有するという。

ランキング

新着