カリブ海諸国を外遊中の蔡英文総統は現地時間16日午前（台北時間16日夜）、セントクリストファー・ネイビス連邦の訪問を終え、次の訪問先であるセントビンセント・グレナディーンを訪れた。
蔡総統はセントビンセント・グレナディーンで、まずラルフ・ゴンサルヴェス（Ralph Gonsalves）首相と会見し、両国が関心を寄せる議題について幅広く意見を交換した。その後、中華民国外交部（日本の外務省に相当）の呉釗燮部長（=大臣）とセントビンセント・グレナディーンのルイス・ストレーカー（Louis Straker）副首相兼外務大臣が「中華民国(台湾)政府及びセントビンセント・グレナディーン政府による国家財政に関する協力協定」と「中華民国(台湾)政府及びセントビンセント・グレナディーン政府による国際犯罪対策に関する協定」を締結するのに立ち会った。
この2つの二国間協定は、交流と経験共有のメカニズムを通して、国家財政の管理における二国間協力を強化し、国境を越えた犯罪に関する情報交換を促進するというもの。双方の協力と交流を深め、司法及び刑事共助での協力関係を強化するのが狙い。