2024/05/06

Taiwan Today

政治

蔡英文総統、セントビンセント・グレナディーンとの交流深める

2019/07/18
カリブ海諸国を外遊中の蔡英文総統(左)は現地時間16日も、滞在先のセントビンセント・グレナディーンでの日程を精力的にこなした。写真は中華民国政府からセントビンセント・グレナディーン政府に対する警察車両贈呈式の様子。写真左から2人目は外交部の呉釗燮部長。(総統府)
カリブ海諸国を外遊中の蔡英文総統は現地時間16日も、滞在先のセントビンセント・グレナディーンでの日程を精力的にこなした。
 
蔡総統は同日午後(台北時間17日午前)、同国の国立図書館を訪問し、中華民国(台湾)とセントビンセント・グレナディーンの協力プロジェクトの成果展を参観した。蔡総統はこの会場で、中華民国外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(=大臣)とセントビンセント・グレナディーンのCamillo Gonsalves財相が主催する「バスのスマート運行管理とセキュリティ監視システムの構築計画」のスタートを祝うセレモニーに立ち会った。蔡総統はその後、台湾技術団のプロジェクトマネジャーを務める傅建惟さんから、プロジェクトの内容についてブリーフィングを受け、「このプロジェクトが、セントビンセント・グレナディーンの国民による公共交通機関の運用効率を高め、且つセキュリティ監視システムが治安改善につながり、より便利で安全な社会を作り出せるよう期待している」と述べた。
 
蔡総統はその後、一緒に訪れた貴賓らと共に、「糖尿病の予防・治療能力の構築計画」、「バナナ栽培地再生プロジェクト」、「華語文教学」などのブースを一つずつ見て回り、陳列された写真や物品を通して、両国の協力プロジェクトの成果について理解を深めた。
 
この国立図書館は、セントビンセント・グレナディーンの独立30周年を記念してオープンしたもので、台湾と同国の協力プロジェクトの成果の一つでもある。国立図書館の存在は、同国のマンパワーの育成や教育水準の向上に役立っているほか、同国の重要なランドマークにもなっている。この場所で協力プロジェクトの成果展が開始されることは、両国の緊密な関係を示すものでもある。
 
蔡総統はこの日、セントビンセント・グレナディーン政府に対する警察車両贈呈式にも立ち会った。セントビンセント・グレナディーンは地形の起伏が激しく、警察車両が損傷を受けやすい。このため中華民国政府は、警察車両としてオートバイ2台、自動車8台を寄贈することに同意していた。蔡総統の来訪を利用して行われた贈呈式では、外交部の呉釗燮部長が警察車両をかたどったプレートを、セントビンセント・グレナディーンの警視総監に贈呈。台湾がセントビンセント・グレナディーンの警察当局による取締りや警備能力の向上と、同国の治安改善を手助けすることを象徴する儀式となった。
 

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